週末は里親になるための施設実習でした。
土曜日は2〜3歳児、
日曜日は0〜1歳児のお部屋で実習でした。
その施設では、掃除洗濯調理は専門の人がいるので、保育者は保育に全集中。普通の家庭ではあり得ないですよね。
一見すると保育園のようだけど、この子達はお迎えが来ない。ここがおうち。
そう思うと、キュッと胸が締め付けられるような感じがします。
保育者は、本当の親よりも、愛情をかけ、丁寧に接していました。ここで育った方が幸せなんじゃない??と思ってしまうほど。
ご飯を残すとか、お風呂に入りたくないとか、そう言った要求を、怒るでもなく、甘やかすでもなく、本当に丁寧に受け止めつつ、良い方に導くテクニックがすごい。
家でもない、保育園でもない、初めて足を踏み入れた世界でした。
実子には怒れるけど、里子や、例えば預かってる子や、他人の子には怒れない。
よく聞くし、私もそうだけど、
実は怒ってる時って、自分のイライラをぶつけてるだけの事もあって、
それって、実子なら許してくれる、っていう親の甘えなんじゃないかな。
実子も里子も私も同じ人間なんだから、
お互いの尊厳を大切に、
思った事を丁寧に伝え合って
成長していくのが理想。
ただし、子供は身体的にも未熟だし、
思った事をうまく伝えるのも難しい。
伝えようとしていても、大人には届きにくい。
そこを忘れずに、上下関係ではなく、
その分は大人がカバーしてあげる。
産んだからって親になれる訳じゃなくて、ある程度の知識と技術も必要なんだと、実感しました。