子供を諦めるのは何の為? | ぱんなのポンコツロード。

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ー10年不妊からポンコツ育児へー
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の為、10年間の不妊でした。
手術、治療を重ねてようやく第一子長女出産。
不妊治療、初めての妊娠出産、育児の記録を綴ります。

今回、着床してくれた卵は
残念な結果になってしまいました。

10年間、ずっと望んで来た妊娠。

一瞬でもお腹に宿りかけた命に出会えて
一人で泣いてしまいました。

希望が見えた気がしました。





ですが昨日、夫が言いました。

グラサン
「次の移植ダメだったら、治療やめよう」



移植してから毎日、
お腹の卵に向けて話し掛けていた夫。

結婚してからずっと、
産まれてくる子の為に貯金してきた夫。
(体外受精の費用はそこから捻出しています)




グラサン
「ぱんなは本当に頑張ってきたよ。これでダメだったら、そういう運命だったのかもしれない」

 
こういう運命=授かれない運命。

諦めないといけない。




体外受精をやると決めた時、
採卵は一度だけと決めていました。


でも、一度目の採卵では
卵はひとつも採れなかった。


あのままじゃ終われなくて、
やっとここまで来た。



ここまで来た、けれど。



夫は48歳。
子供の将来の事を考えると、懸命な判断だと思います。




…懸命な判断です。




次の移植がダメなら諦める、か。


前に治療をやめてしまった時、
あの時は、私の逃げでした。


本当に子供を諦める時って
何のために諦めるんだろう。


自分達の未来の為?
産まれてくる子供を不幸にしない為?





私はどうしたいんだろう。




私は諦められるのかな…