治療再開まで …卵巣茎捻転とドリリング手術、先生との出会い
治療再開〜現在まで …体外受精に進むまでのこと
前回までの流れ。。。。
卵巣ドリリング手術の
効果は全くなく

体外受精へ
ステップアップした私達


やっと迎えた初採卵の日

ブセレキュアが全く効かず、
卵胞はたくさんあるのに
卵は一つも採れませんでした…
。。。。
あれから…
“卵が一つも採れなかった”
そう先生に告げられた瞬間を
どうしても忘れることが出来ず

思い出したくないのに
思い出す


私の頭のネジは何本も外れて
どこかへ飛んでいき

完全に
何かが壊れてしまっていました


そして採卵の3日後、
腫れた卵巣の様子を診る為に
再び病院へ来ていました

この日は誘発を担当した
おじさん先生

診察室にて

先生

「卵、採れなかったんだね。お腹はどう?張ってるかな」
私

「…はい、張ってます」
先生

「あの日は病院にいなかったので、次の日の朝一番で聞いてね…驚きました」
先生

「一つも採れなかったっていうのはなぁ…」
先生


そっか…
ありがたいな…

先生

「いろいろ話を聞いたんだけど…ブセレキュアじゃなくて注射の方が良かったって、言われたでしょ?」
私

「…はい」
先生

「今回、ぱんなさんにはどうしても注射は選べなかったんだ」
先生

「あそこで注射を打つと、OHSSが悪化する可能性が高かったんだよ。だからぱんなさんには注射は危険過ぎた…」
私

「はい。それは、これまでも言われてきたので…」
先生

「うん…。それじゃ、OHSSのチェックをしたいので内診しますね。内診室へどうぞ」
内診室にて

先生

「卵巣が大きくなってるけど…腹水はないな」
先生

「卵巣がね、右が8cm、左が9cmか。お腹痛むかな?」
私

「張ってはいますけど、痛くないです」
先生

「うん。それじゃ内診終わりますね。診察室へどうぞ」
診察室にて

先生

「それにしても、なぁ…」
先生は私の過去のカルテを見返して
何かを考え込んでいました

私のカルテ…
そこに残っているエコー写真は
どれもこれも卵胞でパンパン

不安定MAXだった私は、
そのエコー写真を見ているだけで
泣けてきたのです…

私

「うぅっ…ぐずっ

先生

「お



私

「ハィ…

先生

「そうだよね、辛いよね…手術もしてるのにね。治療も初めてじゃないし…」
先生

「いや、長い間辛い思いをさせて…申し訳ないです。本当に」
私

(先生


(違うんです、私ちょっと今おかしくなっててアレなだけで…

そんなつもりじゃ…あぁぁ〜

パニクって涙腺崩壊。






先生

「ははは…苦笑

先生

「いや、本当にね、辛いよね…。でもこれにめげずにまた頑張って欲しいです」
先生

「今回は残念でしたけど、まだ工夫の余地はあるから…どうか任せて下さい」
私

「す、すみません…



先生

「いやいや、こちらこそ。OHSSが落ち着くまで…ゆっくり休んでね」
私

「はい…

先生

「次はhcgを打てるようにマイルドな誘発方法を検討しましょう」
先生

「ぱんなさんの卵巣はすごくデリケートなので、我々も手探りな状態にはなりますが…」
先生

「その都度相談しながら、やらせてもらいたい。一緒にね、苦労して行きましょう!」
私

「うぅ〜…

私が号泣したお陰で

診察室の中は
ちょっとした修羅場のようでした

本当はもっと聞きたい事があったのに
号泣したお陰で
全て忘れてしまった私



やっぱり
もう少し気持ちが落ち着くまでは
治療再開はムリだと悟りました

それにしても…
先生達って
どんな話してるんだろうか

もしかして


とか?
フッ……。
シャレにならん!!



まずはこのマイナス思考をなんとかせねば…
