卵巣ドリリング手術にて
排卵の可能性を得た私

先生に背中を押され、
諦めていた不妊治療に
また挑戦することに

が、
排卵誘発の末に
OHSSを発症してしまいました

。。。。
OHSSと診断された次の日、
私は再び診察に来ていました

過去にも何度か
OHSSになりかけた事はありましたが
はっきりOHSSと診断を受けたのは
今回が初めてでした

手術もしたのに
何をやっても排卵出来ない…
ぼんやりした頭で
よたよたと歩いて待ち合いに着くと
すぐに名前を呼ばれました



診察室に居たのは
初めて見る、おじさん先生

診察室にて

先生

「大丈夫

私

「あ、何とか大丈夫です」
すると…
隣の診察室から
私の手術をした先生が登場


先生

「ぱんなさん、大丈夫?」
私

「は、はい」
何やら大事になっている…
というか先生

自分の診察はいいの!?
…そんなに私やばいの?



内診室にて

先生

「ちょっと私も一緒に診させてね!」
私

「はい…お願いします」
その間に
お腹の上からエコーをあてられ
指に血圧計を装着

採血もサクッとやられます

先生

「腹水は結構あるけど、胸水まではいってないか…」
先生

「卵巣は大きいね。苦しいね、これ」
私

「はい」
先生達の専門的な会話を聞きながら
OHSSの怖さを
ひしひしと感じていました
診察室にて

先生

「血液の濃縮もないし、とりあえず安心したよ」
先生

「OHSSではあるけど、軽度だね。これが胸水が溜まって血液が濃縮すると本当に大変なんだ」
先生

「カバサールはホルモンを抑える薬だから、必ず飲むこと。それが症状を抑えてくれているからね」
先生

「産婦人科は24時間対応してるから、いつでも電話してね。苦しい時は我慢しないように!」
私

「はい」
先生

「ぱんなさん、大丈夫そうで安心したよ」
私

「す、すみません…」
先生

「今回はこうなっちゃったけど…でも注射にはちゃんと反応するっていう事だからさ!」
先生

「前向きに、そう考えてね!」
私

「は、はい!そう考えます…!」
初めてのOHSSは
卵巣の大きさは左右共に8cm
腹水あり
胸水なし
血液濃縮なし
軽度OHSSでした

そして
いつもは落ち込む私ですが…

先生達のあの気迫に圧倒され
いつもの先生

落ち込んでなんかいられない、と
未来の子供に会う為に
私が頑張らなくちゃ、と
そう強く思えるようになっていました