卵巣ドリリング手術を経て
排卵の可能性を得た私

先生に背中を押され
不妊治療を再開するものの…
FSH製剤の副作用で
OHSSを発症してしまいます

詳しい診察の結果、
軽度OHSSで自宅安静に
なりました

。。。。
一度
OHSSで卵巣が腫れてしまうと
卵巣が元に戻るまでには
時間がかかります

完全に元に戻らないと
排卵誘発が出来ない為、
必ず一周期はお休みになります

その後の私は
お休み周期をはさみ、
卵巣が落ち着いたのを確認し
またFSH製剤での誘発を試みました

ですが
再びOHSSになってしまう…
これを二度、繰り返しました
卵巣ドリリング手術で
80%は排卵出来るとの事ですが、
私にはその効果は
全く見られませんでした…

診察室にて

先生

「手術の効果が、ね…」
私

「先生、フェマーラはダメですか?高額でも私は大丈夫なので…!」
先生

「フェマーラはね、インスリン抵抗性がある人には効果があってね…欧米の方では良く使われるんだけど」
先生

「欧米のPCOSと日本のPCOSとは性格が違っているから、インスリン抵抗性のない人には出さないんだよ」
私

「効かなくてもいいので、試したいです」
先生

「医学的根拠がないんだ。出せないよ」
私

「わかりました…」
私

「卵巣ドリリングをもう一度やるのは、どうですか?」
先生

「排卵させる為に、だよね…うーん」
先生

「あの手術はね、実は卵巣へのダメージが大きくてね。あれで卵巣機能が落ちちゃう人もいるんだよ」
………。
先生、しばし考え込む


先生

「ぱんなさんには…手術の効果よりも、ダメージのリスクの方が高いと思う。だから、もう出来ないな。勧められない」
私

「そう…なんですね

ひとつずつ、
道が消えていく…
先生

「ぱんなさん、今後の事なんだけど…」
先生がこの先を
何を言おうとしているのか
私には何となく…
わかってしまいました