ブルックリンのうちのアパートにやってきた翌日のぽこのくん。(2017/01/23)
ニューヨークでは今犬を飼う人々がものすごい増えています。私たちもその一部なのですが。なので飼う(買うまたは保護する)という最初のステップについてちょっとまとめます。
アメリカンケンネルクラブ発表の統計によると2017年アメリカ全体で一番人気なのはラブラドールレトリバーですが、ニューヨークではフレンチブルドッグが一位だそうです。ただあくまでもこれは“アメリカンケンネルクラブが認めている”純血種のランキング。
ニューヨークではというか、毎日散歩をしているブルックリンで出会う犬の半数以上はおそらくミックスです。そして大多数がシェルターからレスキューされた犬達です。フレンチブルドッグよりピットブルによく会います。初めて会うオーナー同士挨拶がわりに「何犬なの?」「何歳なの?」「名前は?」という質問はほぼ毎日繰り返されますが、「だいたい何歳ぐらいよ」とか「たぶん何と何のミックスだと思う」みたいな答えはよく聞きます。もちろん純血種の犬にも会います。純血種のゴールデンレトリバーでもレスキューだから歳ははっきりわからないというケースもあります。ちなみに最近オーストラリアンシェパードブームがじわじわきてるのか、よく会います。
ちなみにたとえレスキューするといっても無料ではありません。そして書類審査や住んでいるところなどパスしなければいけない審査項目があります。私が調べた時はブルックリン近郊のシェルターでは平均$300−400ぐらい手数料がかかりました。それは予防注射代だったり、去勢・避妊手術代だったり(レスキューの場合はシェルターを出る前にこの手術を必ず終えなければアダプトできません)をカバーするものです。時折テレビ局主催の手数料が無料になる日というアダプトイベント等が行われる時はニュースでたくさんの人々が列をなしている様子を目にしたりします。
ソーシャルメディアで#adoptdontshopというハッシュタグをよく見かけます。意味はそのままです。殺されてしまう運命にある動物がたくさんいるのにどうしてブリーダーから買うのか、動物を飼う余裕があるなら保護しなさい。実際飼う(買う)と決めた時に知人に責め気味に言われたこともありました。でも私達はどうしてもフレンチブルドッグのパピーが欲しかった。フレンチブルドッグ専用のレスキューグループもあるけどまず赤ちゃんはそこには出てこない。結果私たちはブリーダーから買いました。でももしもう一匹飼うことがあったら次はレスキューしよう。今はぽこのくんが健康で幸せで長生きすることに集中しよう。それが今思っていることです。エモーショナルになってしまう部分があるので、ここではこれ以上踏み込まないようにしますが、これがあくまでも現状(あくまでも個人的な意見ですが)ということです。
その2に続きます。おそらく。