1981年にオーストラリア🇦🇺へ渡った私は、オーストラリアを知るためにキャンピング・ツアーに参加したのです。
そこで出会ったのが、ヘガティ夫妻。
しかし、ミセス・ヘガティが、にこやかだったのに比べて、ミスター・ヘガティは、私への距離を感じさせる態度でした。
なぜ?
実は、ジャック・ヘガティは、ニューギニア戦線へ徴兵され、日本軍と戦った経験があったのです
恥ずかしくも、20代の私は、ニューギニア戦線すら知らなかった…。
そして、このことが、私をニューギニア戦線へと駆り立て、調べることになり、7年かけて監督デビュー作品「戦場の女たち」を製作・監督することになったのです。
そして2作目は、オーストラリアで製作した「When Mrs. Hegaety Comes to Japan」。1992年公開です。
この時は、ジャックはもう亡くなっていて、ジョイス・ヘガティを横浜の実家に招待し、異文化交流を描いた作品。
巨匠であり、私が師匠と尊敬するアン・リー監督から「君にはコメディのセンスがある。コメディ・ドキュメンタリー映画を目指したらいい。」と言われた記念すべき作品になりました。
そんなジョイスの情報が、数十年ぶりにFBで繋がった彼女の長男のお嫁さんから入ってきたのです。
2011年の4月26日に亡くなった、とのこと。
苦労の多かったジョイスの人生に想いを馳せて。
頂いた情報に感謝。