こんにちは

連日の猛暑。 
体調など崩されていないといいです。。

明日から「日本礼法 入門コース」の水曜コースも開催され、ご遠方よりお越しの方も多くございますので、この暑さが少し心配です。

**

京都での内容が多くなっておりますが、
素敵なマダムにもお会いして参りました。
円山公園に隣接します「長楽館」のオーナーの土手さんです。

こちらは、元々は個人の邸宅だったのですが、後に英国皇太子ウェールズ殿下や米国財閥ロックフェラー、伊藤博文、井上馨、大隈重信氏など名だたる賓客が訪れる迎賓館だったために、人様をもてなすに様々な思考が凝らされています。
もちろん、↑洋館なので基本的には洋間が多いのですが、特別に一般公開はされていない和室や茶室を見せて頂きました。

↓こちらの茶室は12畳ほどの極めて大きなお部屋でした。床の間はなんと2畳あります。
そこには小窓にステンドグラスがあしらわれていたり、和と洋の融合がありました。これは、外国の方がいらしても楽しんで頂ける様、先代がこだわったとの事。

また、↓和室にも大変なこだわりがありました。
左奥の窓からは書院の採光だけでなく、円山公園が一望できます。
また、↑升目の天井や↓釘隠し、襖の取手にも家紋があしらわれています。
↓こちらの襖も当時のまま、100数年使用されているとの事。
要人を迎えるに値する、こだわりと贅を尽くしたお部屋となっておりました。

今の時代に置いては、職人さんも中々いらっしゃらなくなっておりますし、重要文化財になっているのは理解できます。

来月8月8日〜期間限定で公開されるとの事ですので、京都に行かれた際にはお立ち寄りいただくのも良いかもしれません

**

今週もまだまだ暑い日が続きそうです。
どうか、お気を付けてお過ごし下さいませ