こんにちは

近頃、寒さが身にしみますが、人間この寒さも慣れてくるものですね
もうしばらく、風邪をひかないように過ごしたいものです。

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和食において、本膳料理・懐石料理・会席料理の区別が中々難しい方が増えているようです

今回は本膳料理についてご説明させて下さい

本膳料理とは、「食事をとる」という行為自体に儀式的な意味合いを持たせているのが特徴になります。

室町時代に確立された武家の礼法から始まり江戸時代に発展した形式と言われています。

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しかし明治時代以降ほとんど廃れてしまい、現在では冠婚葬祭などの儀礼的な料理に面影を残す程度です。 

婚礼や法事の料理や仕出し弁当に「本膳料理」という名前を付けている例がありますが、本膳料理には以下の様に一の膳から五の膳まで決まりがあります。

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↑こちらを一同に出さなければならないので、料理人も大変です。


平安時代には料理人を何人も抱えたお殿様が食していたことから「殿様御膳」と言うのも納得です。

今やその様な形はほぼなくなり、会席料理の様に一品一品出されるのが主流となりましたね

会席料理と懐石料理の違いについてはまた改めて書かせて下さい

素敵な週末をお過ごしくださいませ