みなさま、こんにちわ
さくらゆかりです。
今回の工場見学の最後を飾るのは、
横浜崎陽軒
もう、関東では有名な工場見学で、改めて補足するほどでもないのですけど、遠方の方だと
分からないことも多いので、工場の場所からお話ししていきます
横浜といっても、膨大にひろいので、そのどこに崎陽軒があるのかというと新横浜…
もっと正確に言うと、横浜線で一駅さらに行った子机という駅が最寄り駅になります
(ここからバスもしくは徒歩)
で、ワタシは家族連れでいったので、東京多摩方面から車ででかけたのですけど
話は脱線しますが、一生ではじめて、
やらかしてしまいました
車で行くと、実は非常にわかりやすくて、第三京浜及び、新しく開通した首都高速横浜北線のインターの横浜港北JC(インター)でおりてすぐの所です
で、ワタシは多摩ニュータウン方面から南へ走り、東名高速横浜青葉ICから、
初めて今回走る、首都高速横浜北西線に向かって走っていったのですが…
横浜青葉I.Cのランプが難易度高くて
新横浜に向かうつもりが、東名高速の東京方面へ入ってしまいました
いわゆる、インターの方向間違いというやつです
左上の青矢印から、右下のオレンジ矢印に向かう予定でした
時間のゆとりはたっぷりある行程で出かけたので、そっちは大丈夫だったのですけど
元にもどるには、すぐ先にある東名川崎インターでいったん下りて、料金所で
「間違えました」
と自己申告して、反対方向へ戻させてもらわなくてはいけません
高速道路を利用するとき、よく
「インターチェンジを下り間違えた方は、つぎのインターで料金所でお話ししてくさい」
みたような案内を何度もみかけたことがあるのですが、
ついに自分がその番になる日がやってきました
で、どういう対応になるのかというと、料金所の下りで(もちろんETCでなく一般ゲート)
いったん説明し、すると、ETCカードの初期化(東名高速の往復分をタダ)をしてくれます
そして、パウチされた手順書をわたされ(間違える人いっぱいいるんだ)
「この先、川崎インターの出口の一番右車線で、東名入り口にUターンして、その後料金所の「一般」ゲートで声をかけてください。その時ETCカードは使わず、普通に入線します。
説明書はそこで、職員に渡して返します
あとは普通に走れますので、青葉インターで首都高速方面に入ると、ETCカード通行料が引かれて、横浜港北インターへむかうことができます」
ということで、人生初体験をして、無事、崎陽軒の工場にたどりつくことができました
工場見学に入ると、まず予約したひとは、左へ進む待合室へまず通されます…
待合室に向かう途中、ひょうちゃんがお出迎え
待合室はけっこうひろく
シウマイ作りに必要な食材一覧の見本が、展示されています
で、グループ別に案内順も違うのですが
ワタシ達がまず最初に見たのは、崎陽軒の歴史と駅弁の歴史のビデオ
日本で最初の駅弁は、宇都宮駅で明治18年に発売された「白木屋の駅弁」だそうです(諸説ありますが…)
その後各地にさまざまな駅弁が作られるようになりました。
崎陽軒の創業は、明治14年、4代目横浜駅長であった久保久行が、退職後に初代横浜駅構内の販売業の許可を受けたことがはじまり。
最初は、牛乳やサイダー、餅、寿司などを売っていました。
その後鉄道網が進んで、横浜駅が移転をすると、崎陽軒も同時に平沼材木町に移転。
そして同じく「東洋軒」「東京電方通信社」と共に大正4年「匿名組合崎陽軒」を設立。駅弁の販売を開始します。
崎陽軒の『崎陽』は、長崎の別名で、これは創業者の久保久行が長崎県出身であることからつけた会社名だそうです
その後会社は「合名会社」となり、代表社員に「野並茂吉」が就任。しかしすぐ関東大震災に見舞われ、どうにか駅弁販売を続けますが、駅弁の販売はうまく行きません。
横浜駅は東京駅に近く、下りで来る乗客はすでに東京駅で駅弁を買っており、上りで来る乗客は、駅弁を買ってもすぐ東京駅なので食べる暇がないのです
そのため野並茂吉は、新しい名物を作ることに取り組み、中華街で売っていた「シューマイ」に着目。これなら車内ですぐ食べられると製品化を決意。
中華街の職人をスカウトし、約一年の開発期間を経て、材料の素材や、冷えてもおいしい味、一口サイズなどにこだわった「シウマイ」が完成した。昭和3年のことです。
名前がシウマイになったのは、複数理由があってのことですけど、いちばんはじめは
野並茂吉が栃木県出身で、訛りがあり、シューマイが上手に発音できなかったから
というのが理由といわれています
その後レストラン事業も開始しますが、太平洋戦争で横浜大空襲に遭い、会社のすべてが灰になってしまいます。しかし横浜駅構内の食堂事業から事業を再開。
昭和23年には「株式会社崎陽軒」を設立。ふたたび「シウマイ」事業を再開させ、昭和25年には横浜駅のホーム上に「シウマイ娘」を登場させて、
横浜駅に活気を取り戻そうと販売に力を入れたところ、
「シウマイ娘」は映画化もされ、全国的に有名になり、「シウマイ」の売り上げも全国規模に拡大し、売り上げも伸びていきました。
その後は、昭和29年シウマイをメインにした「シウマイ弁当」を発売。
昭和30年にはしょう油入れ「ひょうちゃん」が誕生。
駅弁初のお手拭きサービスの開始。真空パックのシウマイの開発、月餅、中華まんなど「シウマイ」以外の中華菓子なども発売し、現在は「シウマイ」各種に加え、菓子類多数、レストラン事業を合わせた、首都圏を代表する食品企業となっています
さて、崎陽軒の工場もそうですが、生産ラインは撮影禁止なので、パンフの写真ほかの画像で
簡単に説明すると
これは
豚肉が、オートメーションでミンチされて流れていきます
どさっ と落ちる様子がけっこうダイナミック
シウマイの製造ライン
こちらはかなり、オートメーションです
シウマイ弁当の製作
こちらは手作業が中心
弁当の梱包
お弁当のひもかけスタイルですが、横浜工場で製造するのは、「ひもかけ」で神奈川県全域
東京にも工場があり、そちらで製造するのは「ふたかけ」
こちらは東京ほかその他地域ぜんぶ
ひもかけ、は熟練の技でベテランは1日何百個もつくれるそうだが、そうなるまでにはたいへんな努力が必要なようです
工場の5階には、ひょうちゃんの歴史のコーナーがあります
ひょうちゃんが誕生したのは、昭和30年
初代
実はひょうちゃん、はじめて知ったことなのですけど、バリエーションがいっぱいあって
これはJRの鉄道関係記念用に作られたひょうちゃん
(横浜線とか、新横浜駅とかイロイロ)
これは… カワイイ クリスマス
大吉・吉・中吉
こちら、横浜シーパラダイスで販売する崎陽軒弁当のシーパラ限定ひょうちゃん
期間限定もあって
ひょうちゃんが誕生して60年目の2015年に作られた
還暦ひょうちゃん シリーズ
この還暦ひょうちゃんといえば、「翔んで埼玉」で東京都知事を演じた中尾彬さん
が、うれしそうにもらっていた
金色の還暦ひょうちゃん
が有名です
シウマイ弁当のパッケージ(包み紙)も時代とともに、変わっています
これは、最初に発売したシウマイ弁当の包み紙
値段は100円
こちらは、2代目のシウマイ弁当の包み紙
まだ値段は100円でした
ちょっと途中を飛ばして、これが現在の包み紙
真ん中の青い地球のマルの中に。ランドマークタワーや赤レンガ倉庫が描かれているのが分かりますか? 新しい観光名所が増えてきたので、そのとき、バージョンアップしたそうです
シウマイ年賀状
昔はテレビCMしてました。覚えてる人いますか
ワタシはなぜか覚えています(それなりの年齢だということ)
この年賀状を崎陽軒に持っていくと、シウマイ弁当がもらえました
なんと、現在でも発売してるんですねー(崎陽軒HPより 2023年版)
現在のシウマイのラインナップ
最近発売のチーズシウマイ 人気だそうです
(売店で帰りにお土産に買って帰った)
こちらは崎陽軒の歴史を写真で振り返るコーナー
シウマイ娘の歴代の制服~
フォトスポット
昭和30年代の、横浜駅ホームでの駅弁の立ち売りを再現しています。電車は湘南色と呼ばれた昔の80系電車。
ちなみに、ここのフォトスポットでは、シウマイ娘のコスチュームや、こうした小道具を使用することができます
そして、いよいよ見学の最後、シウマイの試食
この工場見学が大人気なのは、まさにこの試食があるからですね
食品工場なので、手洗い体験コーナーがちゃんとあるんですよ
3人前…
お手拭き
うわ~ おいしそうでほっぺが落ちる…
ひょうちゃん登場
試食は、シウマイだけではありません
ひょうちゃんサブレも付いてきます
工場見学(約90分)が終わって、ミュージアムショップに寄りました。
その時は気づかなかったのですが、ショップの外観は、横須賀線の昔の車両113系をモチーフにしてデザインしたそうです
それと、ここまでは、見学者でなくても、誰でもいつでも入場して買いに来ることができます
車両スタイルの休憩、食事座席
工場できたて、シウマイまんがあったので、食べてみました
シウマイまんも、中華まんも、おいしかった~
ミュージアムショップも大混雑
シウマイ 660円(税込み)
シウマイ弁当は、950円(税込み)
おべんとう初夏(860円)が、出始めたばかりの頃でした
最後は、大満足の(念願の)横浜崎陽軒の工場見学でした。
無料です… ここも。
みんな行きたがるのも分かりますねー
ということで、たっぷり(自分で)楽しんだ工場見学ですが、いかがだったでしょうか
この先も、QPマヨネーズの工場や、ほかに機会があったら行ってみたい工場があるので
また記事がたまったら、ブログにしますね~
それでは、みなさま
ごちそうさまでした
それでは皆さん、明日も皆さまにとって良い日でありますように~