みなさま、こんにちわ
さくらゆかりです。
今回から新しい見学記シリーズ…
またまた、レアな探訪記になるのですけど、東京湾の港に係留されている歴史的記念船たちの
訪問記をお送りします
その船たちは下記の5船(北から南へ行きます)
東京海洋大学 明治丸
船の科学館 宗谷丸
みなとみらいパーク 日本丸
山下公園 氷川丸
横須賀三笠公園 戦艦三笠(こちらは以前書いた記事の写真追加です)
第1回目は、下の東京海洋大学の構内にある
明治丸 をご紹介します
国立大学法人東京海洋大学は、東京港の一番奥、越中島という場所にあります
一番奥と言っても、もともとはここまでが東京港の入り江でした
埋め立てがどんどん進んでいってしまったので、いまや一番奥になってしまったわけです
古い人たちは覚えておいででしょうが、かつては東京商船大学と呼ばれていた大学。その名の通り、海事や船の操艦技術、船舶の歴史などを学ぶ学校です
国立大学なので、基本、守衛さんにきちんと説明をすれば、構内を見学することができます
海洋に関する希少な学校なので、記念館などもあり、まずはそこから見学しました
明治丸100年記念資料館
入るとすぐ、すごい大きな船の模型 油槽船 ユニバーサルウエイト号
続いてはしばらく、船舶機械の展示が続きます。主に初期の頃のエンジンの機器類です
ズルザー社製空気噴射式ディーゼル機関
大正12年にスイスで製作され、輸入された初期の頃のディーゼル機関。昭和20年まで学生の実習用機関として使用された
三段膨張蒸気往復動機関
昭和11年に製造された船のエンジンで、学校の実験・実習用に使われていた。現在は進歩した4段式が主流
三菱UEディーゼルエンジン
世界で船舶用のディーゼルエンジンを製造している会社は数社しかない。これは1955年に三菱長崎が製造していた国産のディーゼルエンジン
焼き玉機関
19世紀に英国で開発された2サイクル機関。シリンダの内部を赤熱され、そこへ燃料を噴射して爆発を得る原理で、ディーゼル機関に似ているが、構造が簡単で安価なため、漁船や運搬船などのエンジンとして多用された。現在はもっと効率のよい機関に置き換わった。
プロペラ模型
船の推進のプロペラ
ガスタービン
高効率の次世代エンジンとして開発されたガスタービンエンジン
船舶用も昭和30年頃には開発されたが、使用する燃料が高価なため、一般の船舶には使われず、高速フェリーや軍艦などの機関として使われている
不思議な歯車
これは、船舶の動力に欠かせない歯車の仕組みを理解するための教材として制作された
歯車です
スタンド型磁気コンパス
航海に欠かせない方位を確認するための磁気コンパス いちばん右の大きいのは、現在では貴重な木製の据え置き型で、船が揺れるため床に固定されていた
船舶の歴史……帆船の模型など、何隻も歴史的な船が展示されてました
シップ型帆船
スクーナ型帆船
日光丸
明治36年に竣工した5500頓の船。日露戦争に巡洋艦として参加し、その後客船として豪州航路に就航し活躍。太平洋戦争では輸送船として運行したが、昭和20年雷撃により山東沖で撃沈された
練習船 大成丸
明治36年に製造された日本で本格的な大型練習船の2代目。
練習船や戦争中の輸送船として活躍したが、昭和20年10月に機雷に触れて神戸で沈没。29名の実習生が死亡した。記念館では、引き上げられた遺品、機器、部品が展示されている。
錨(いかり)
送受信機(旧式)
電波航法機器(旧式)
ロープ(舫綱)
ロープの結び方
上のフロアーにあがると、船舶の装備品、計器・コンパス・航海図などが展示されています
さて、記念館を出て、次は明治丸へ乗船しました
明治丸は灯台巡視船という、灯台を維持・管理するための船として建造された船です。
日本には建造する能力がなかったためイギリスに発注し、1875年に日本に到着しました。
当時日本で最優秀の船だったため、あらゆる場面で活用され
小笠原諸島への派遣(これが小笠原が日本領となるおおきなきっかけに)
明治天皇を乗せて東北・北海道へ巡幸。(この時無事に横浜に帰港した7月20日がのちに海の記念日に)
その後、硫黄島の探検、東京商船大での繋留練習船としての経歴を経るも、関東大震災や東京大空襲の時には避難民の収容をするなど数奇の運命をたどりました
現在は、国の重要文化財です
乗船時は、案内のスタッフ(おじさん)が必ず付き添い、入口へ案内してくれます。
船のガイドもしてくれます(船内歩くのは自由)
船と言っても、今は完全に陸に上がった船です。周囲にはウオーターフロントで開発された高層マンションなどがいくつも並び、いい眺めです
さまざまな行事に用いられたため、船内にはサロンなど豪華な設備もあります
明治天皇の過ごされた部屋
見学は、公開日が決まっていたり、事前予約が必要だったり、ふらっと立ち寄ってすぐ見学できるという施設ではありませんが、無料で見られるので、船が大好きな方は楽しめると思います。
なお、団体見学がある日もたまにあり、その際は混雑するそうですよ
記念船を見学した後、せっかく隅田川のウオーターフロントまで来たので、
月島に行って、もんじゃ焼きを食べて行くことにしました
橋を渡ってしばらく歩いて行き、メトロ有楽町線の月島駅まで来ると、月島仲通り商店街に行き当たります
この仲通り、もんじゃ焼きのお店やさんがいっぱい
もちろん、もんじゃ以外のカフェなんかもありますよ…
商店街で有名な、カメさんにもすれ違いましたー
ワンちゃんとカメさんのご対面 微笑ましい
で、入ったのはこちら、入り口にダルマさんのあるお店
その名も だるま
メニューはいろいろあって迷ったけど 明太子お好み焼きを注文です
で、お店のスタッフさんが焼いてくれるので、さっそくお願いしちゃいます
やっぱり、餅は餅屋…なので(餅でなくてもんじゃ焼きだけど))
出来上がりまでは、しばし20分くらい
待ってた甲斐があって、完成したお好み焼きはとてつもなく美味しそう
ビールは頼まなかったので、ウーロン茶で頂きました
とっても満足した、ランチタイムでした
次回は、南極観測船宗谷丸を紹介します。今回は5回シリーズの予定で長いので、間に他の記事が挟まるかもしれませんが、またまた、飽きずにご覧になって頂けたら嬉しいです😊😊
それでは皆さん、明日も皆さまにとって良い日でありますように~