みなさま、こんばんわ
さくらゆかりです。
水道関係の資料館。これまでに23区・郊外の4つの資料館を紹介しましたが、本当はもう一か所、山間に水道局の施設があって、それが奥多摩湖のある「小河内ダム」のほとりにある
【奥多摩 水と緑のふれあい館】
東京の水道資料館巡りの最終回という事で、ここも訪れてきました。
![地球](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/365.png)
![神社](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/369.png)
![晴れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/022.gif)
![くもり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/027.gif)
![雨](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/021.gif)
![タラー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/099.png)
![スター](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/661.png)
![凝視](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/629.png)
通路の奥には、大きなスクリーンのある部屋があります。小河内ダムの仕組みを解説した
ダムの不思議シアター
が上映されています(一定時間ごとにリピート再生)
美しい奥多摩の自然の景色がいっぱい…
水が輝く
というコーナーでは…
ここも、小河内ダムや、奥多摩の自然の映像を紹介するシアターがあります。なんと
音と映像が迫力ある映像で楽しめる3Dシアターです
3Dメガネを入り口で受け取り、メガネをかけて映像を楽しみます
…あ、別にスリルのある怖いシーンなどはありませんので、ご安心を…
映像は撮影禁止ですけど、こんな感じの、奥多摩マスコットが紹介してくれる
とっても美しい自然が上映されるビデオです
館の展示パネルでは、水源地の確保の歴史が紹介されています。
江戸時代はまず、石神井池や、善福寺池、井之頭池などの自然の池を、貯水池の代わりとして活用していたそうです
しかし、大正時代にまでなると水不足が深刻化し、まず、狭山丘陵を堰き止めて
村山。山口貯水池を作ります
しかし、水需要は急増し、とてもこのふたつの貯水池ではまかない切れなくなり、戦前に
旧小河内村を水没させて、巨大な湖を作る小河内ダムの計画が立てられました
工事は難工事で、途中で太平洋戦争を挟んだため中断し
昭和13年の着工から19年の歳月と、87人の工事の犠牲者、945世帯の水没した世帯の
移転を伴って、昭和32年11月にようやく完成しました
高さ149m(霞が関ビルとほぼ同じ高さ)
長さ353m
有効貯水量1億8540万立方メートル
都内全体の水の使用量の40日分に相当する量と言われています
展示コーナーの最後は
水が広がる
正直いって、あまりたいしたコーナーではないですが _(._.)_職員さんスイマセン
ボタンを押すと、ボールがころころ転がって、水が流れる旅を子どもでも分かるように
絵のパノラマの中を流れていきます
モニターは、クイズ形式のお勉強コーナーになっていて、小河内ダムや水について
マスコットのくりん君といっしょに正解を当てるクイズになっています
以上、展示コーナーは、このような感じでした…
建物の中は、広い円筒形の吹き抜けになっていて、
ぐるっと回りながら、各ブースを巡るようになっています。
いちばん上まで歩くと、そこには
パノラマレストラン「カタクリの花」
名物の
小河内ダムカレーがあります
(1日20食)
この日は平日だったので、もう12時をとっくに回っていたにも関わらず
小河内ダムカレーをゲットすることができました
(このカレーは大盛することができません たぶん溢れてはいけないからだという…)
ただし 元々の分量だけでも相当の量があります
こまかな解説はこのイラストをごらんください
この、湖上のボート
よく見ると、本物のダムの堰堤のそばにもありますよー
レストランのとなりには、お土産屋さん
パノラマショップ「ブナの森」…
大きな窓の向こうには、奥多摩湖が見えます
こんなアイスもあるのね…
いっしょに写ってきたのは、奥多摩のマスコット
ワサビーくん
です
ちなみに、公共交通機関はかなり不便な場所で…
JRの終点の奥多摩駅から1時間に1本(昼間は2時間に1本の事も)のバスしかありません
今回は、マイカーでお出かけしています
さて、今回は再掲載になりますが、総集編として、あわせて、昨年紹介した水道資料館も二つご紹介します
【東京都水の科学館】
こちらは昨年7月に紹介した、同じく有明地区にある「東京都水の科学館」のまとめです
建物に入ると、すぐそこに現れるのは、巨大な滝とプール
夏場に訪れれば、最高の涼が味わえますよ~
こちらのミュージアムは、上水道の紹介施設。
上水道が来るまでのしくみが解説されています
小学生のこどもでも分かるように、模型展示や体験プログラムなどが豊富です
映像コーナーでは、水源地からわたしたちの家庭に水が届き、ふたたび川に帰って自然界を
循環するサイエンスが紹介されていました(注;撮影禁止なので、公式HPの転載です)
【東京都水道歴史館】
続いて、こちらは昨年12月に紹介した、「東京都水道歴史館」です
水道局のキャラクター、水滴くんが入り口でお出迎え💧
エントランスは、レトロクラッシクな村山貯水池のドーム
江戸時代に実際に使われていた水道の木樋があります
つなぎ目も水が漏れないよう、非常に高度な技術で作られていました
江戸の町に水を引いた玉川上水の建設者玉川兄弟の像
水道橋の錦絵がありました
橋自体も素晴らしいですが、絵の色彩もとっても美しいです
こちらはそのジオラマです
江戸時代の長屋の暮らしぶりを再現したコーナーがあって、
そちらでは、共同で使った井戸のセットが作られていました
明治時代になると、公共の水飲み場が作られ…
これは、ライオンの口から水が飲めるという
ロンドンから寄贈された馬水槽です
水圧系や、消火栓、水道管などの歴史も、たくさん紹介されていましたよ
現代に使われている水道管
これは鋳鉄菅で、直径2.9m 日本最大級です
最後は、歴史館の建物を出て、裏手へ向います
実際に使われていた神田上水の遺構がここにあります
江戸時代に作られた上水は、ことごとく壊されて残っていないのですが、ここは
他の場所で発掘された神田上水の幹線水路を、移築復元して展示しています
以上、ぜんぶで5カ所の東京の水道関連の資料館を紹介しました
ちなみに、これらの資料館・施設 入館料はすべて無料です。
逆に言えば、社会の大切なインフラで、それだけ、都民(および都内に通学、通勤されている方々も)に、その大切さを分かって欲しいということなのだと思います。
地味な施設ばかりでしたけど、いつも空いているというわけではなく
休日など、けっこう見学者でいっぱいになっていることもあるので、ご興味の湧いた方は、ぜひ、見学されてみてはいかがでしょうか
それでは皆さん、明日も皆さまにとって良い日でありますように~