みなさま、こんばんわ
さくらゆかりです。
横浜ミュージアム巡り
今回から、山手の西洋館巡りをお届けします
山手の西洋館はぜんぶで8館あるのですが、そちらを8館と、途中「ブリキのおもちゃ博物館」も立ち寄ったので、そちらの記事も混ぜてレポートしていきます
第1回分はそのなかから
「イギリス館」
「山手111番館」
「山手234番館」
の3つを紹介します。
さっそくご案内していきますよ
イギリス館は、港の見える丘公園の中にあります。
みなさんよく訪れる所なので、見たことあるよー と言う方もいらっしゃるかと思います
昭和12年に英国総領事館の邸宅として建てられた洋館です。
植民地時代のコロニアル風と呼ばれる建築が特徴で、グラバー邸や神戸の風見鶏の館のデザインと同じような様式です
東洋の英国領事館の中でも、格式の上の領事館だったというだけあって
英国風の上品さが、そこかしこに感じられます
クリスマスも終わってしまったので、テーブル上の飾りも、こじんまりしていました
館内ガイドのお知らせ。毎月第2金曜日 11時 14時30分の2回です(要予約)
2階へ上がると…
壁にはイギリス館の紹介が…
窓が広くてとっても明るいです 赤い床が光に映えます。
肖像は、イギリスやアメリカの総領事館関係の方々です
とっても立派な外観が印象的でした
次の、山手111番館は、イギリス館を出てすぐのところにあります
大正15年に、アメリカ人のラフィンさんと言う人の住宅として建てられました
こちらはスペイン風の建築が特徴です
左に看板がありますけど、喫茶室もあります
1階に入ると、2階まで吹き抜けの広いロビー
上から差し込む光が明るくて、とっても気持ちいい
ピアノや暖炉も、木目調でおそろいです
1Fの広間は、シックで落ち着いた雰囲気
リブングからの外の眺めが、とってもよかったです
2Fは、寝室と、お昼寝部屋のふたつがあって、どちらもクリーム色っぽい白壁です。
2Fも部屋がとっても明るい
1階の小部屋は、西洋館グッズ販売コーナのあるお部屋になっていました
喫茶室は、港の見える丘公園も見えて、優雅にくつろげるのですけど、今回は8館ぜんぶを見て回るのを優先したので、寄ってきませんでした
このつぎ行くときは、お茶の時間をしていきたいと思います
山手234番館は、昭和2年頃に、外国人向けの共同アパートして建てられた建物です。
洋風住宅ですけど、設計は日本人で、隣にある「えの木邸」という喫茶と同じ建築家です。
アパートメントだった… と言われてみるとそんな作りのドアだな、なんて思ってしまいます。実際昭和50年代までアパートメントとして使われていました。
平成元年に横浜市が、歴史的建造物として取得し、保全改修工事を行い、平成11年から一般公開されました
1Fの居間 広いです
上げ下げ窓が特徴があり、桟を取り外すことで1枚のガラス窓にすることができます
洋風タンス
この置時計。なんともいえず素敵です⌚
解説文にありますが、同じ間取りの住戸が4つある構造になっており(1Fに左右対称に2戸 それが1Fと2Fに積み重なった間取り)、小さな中庭もあります。
もう100年近く前に建てられたと書かれていて、言われてみるとすごい建物だと思います
大きな食器棚。といっても現在は食器だけでなく、SPレコードなんかも展示されてます
生活感を感じさせる生活道具がいくつもありました。これは足踏みミシン
大正時代に造られた蓄音機(手回し!です)
ニッポノホン木製ラッパ付き蓄音機(大正中期日本コロンビアの前身日本蓄音機商会製)
レトロ感満載です
館全体の模型。右の模型を見ると同じ間取りの住戸が4戸あった造りが、よく分かります
他の洋館と違い、ほんとうに一般向けの住宅という造りですが、生活感があるだけ、むしろ
レトロ感をたくさん感じました
山手本通り沿いに、西洋館巡りが観光コースになっています
次回は、元町公園内のふたつの館をお送りします
それでは皆さん、明日も皆さまにとって良い日でありますように~