みなさま、こん にちわ
さくらゆかりです。
日本銀行といえば、日本橋にあるこちら…
日本銀行本店ですけど、見学コースがあるのをご存じですか
今回は、日本銀行本店見学の様子についてご紹介します
まず最初にご注意ですが、現在、本店見学は、
当日いきなり行っても見学できません
事前予約制になっていて、結構人気なので早めの予約が必要です
ワタシは、ほぼ一カ月まえくらいに予約しました
予約時刻の30分前になると、中へ入る門が開きます(この集まっている人たち)
警備員に予約と身分証明書を見せて中に入ります
さっそく、中世のお城に入るような感じ
最初に入るのは、この立派な中庭…
さて、ここからは本番ですが。御多聞にもれず、ここも一部の箇所をのぞいては撮影禁止
というか、むしろ日本銀行本店なんだから、それが当たり前ですよね
ここからは、一部、公式HPの写真を通り入れての解説となります…
最初は5分くらいの簡単な日銀のビデオ紹介
この市松模様の背景、日銀の記者会見に用いられる柄だそうです
(記念撮影可なので、職員の方に撮ってもらいました)
外観からよく見える八角形ドームの真下に、続いて進みます
ねえ、美しいでしょう
ここからは、日本銀行の歴史や、本店建築の歴史が始まります
余談ですけど… ガイドの女性の職員さん、とっても美人でした
( いったい何を見にいったんだって)
日本銀行を設計したのは辰野金吾という建築家
あの東京駅丸の内駅舎を設計したひとです
関東大震災の時も、被害はありましたけど倒壊をまぬかれ、一日も欠かさず業務を続けたそうです
歴代の日銀総裁の肖像画(現在は写真額縁)が、飾られている廊下があります
次に、仕事の内容に移り…
日本銀行に戻ってきたお札の真偽・枚数・汚損度を点検します。1969年から使用開始されています。
本館地下金庫への扉
重さ25トン アメリカ製の金庫扉です
ここには一億円札のレプリカの束があって、重さ体験ができます
こんどは、金塊のレプリカ
レプリカとは言っても、やっぱり金ピカには興味があり
お札は、みなさんご存じの通り、まずは造幣局で製造され
日本銀行は、運ばれてきたお札の束を仕分け、そして紙幣の管理を行います
ちなみに、輸送されるのはこの1ヤード単位で、ひとつひとつが1千億円になります
さらに小分けになったトレイ単位のお札
新紙幣の紹介コーナーがあります
発行時期は、2024年上半期 いよいよ来年に迫りましたね
これが、一万円札 渋沢栄一(青天を衝け…
続いては5千円札 津田梅子です
そして、一番身近な 千円札。北里柴三郎博士になりましたね
ちなみに、紙幣の(もしかしたら一部硬貨も)刷新ということで、駅の自動券売機、缶ジュースの販売機などおおくの機械が、来年には更新でたいへんな騒ぎになるそうです
キャッシュレス決済なら影響を受けないので、いっそう移行がすすかもです
見学では…
なんといっても建築の荘厳さに圧倒
さまざまな装飾品が、柱や壁、天井に施されています
ここは、明治時代に窓口だった広間で
こちらは、それに続く客待ちの広間です
銀行窓口の再現…
(これもガイドの方に撮っていただきました)
というわけで、日本銀行本店見学の紹介はここまでです
見学時間はおよそ1時間。ほかにもいろいろ説明があって、とっても面白かったです
下の細切れは、見学者全員に配られるお土産
よくみてください…
傷んで使えなくなったお札を裁断したものです
もれなくプレゼントされます
続いて、日銀本店の真ん前にある
貨幣博物館に行って見ました
エントランスホールには、大きな記念写真コーナーが
一億円の重さ体験 ここにもありました
自撮りですけど、持ってみました。
もちろん 重い
展示室には、貨幣の歴史や、貨幣の実物(レプリカ)の展示がたくさんあります
ちなみに、こちらも撮影禁止エリアがほとんどなので、おもに公式HPの画像を借りています
大判・小判の展示もあります
個人的に、見ていて貨幣の歴史の中で心に残ったことはふたつ…
歴史の授業でも有名な「和同開珎」で国内通貨をはじめてつくったものの、その後の時代になると、国内で貨幣を作るより、中国の貨幣を輸入した方が安上がりということで、一時期「宋銭」とかを輸入して、そのまま貨幣として使っていた時代があった
江戸時代の最初に作られた「慶長小判」には金が86%も含まれていたのに、幕府が自分の所の財政を豊かにするために改鋳を繰り返し、最後の「万延小判」では大きさが5分の1以下。金の含有量にすると9分の1以下にまで品質が落ちちゃった
どちらの時代も、結果として国が貧しくなったことが原因で、それを招いたということで
国の豊かさと、貨幣の価値って、昔も今も変わらないんだなって、勉強になりました
展示コーナーには、いくつもスタンプ台があって、ちょっとあそんでみました
明治時代からの、紙幣一覧のパネルもありましたよ
貨幣博物館は、入館無料。そのままでもいつでも入れますが、本店見学の待ち時間つぶしにも持って来いなので、早めについて、こちらで時間つぶしするのもありです。
休憩する椅子もありますし、トイレもきれいです
それでは皆さん、明日も皆さまにとって良い日でありますように~