4月13日、吉野山の奥千本・西行庵まで歩いてきました
4月8日に下千本が満開の吉野山に行ったことをブログに書き、お読みいただきました。その日は如意輪寺や桜本坊まで行ったのですが、その辺りの中千本は5分咲きくらいでした。
その5日後の4月13日、最奥のまだ行ったことのない西行庵を目指して2度目の吉野山に行ってきました。
山歩きが趣味で吉野にくわしい夫に一緒に行ってもらったので、楽しく歩くことに専念できました
土曜日で人がいっぱい
道はマイカー規制されているため、車を河川敷の臨時駐車場に置いて無料シャトルバスで中千本バス操車場へそこから奥千本口バス停に向けてバスが出ているのですが、行ってみると長~い行列で、なんと50分待ちいさぎよく歩くことに
途中には、西行法師や後醍醐天皇の和歌の歌碑があります。
5日前には5分咲きだった桜が満開、山全体がピンクで美しい
坂道を登ってくると眼下に金峯山寺 蔵王堂が見えて、中千本が満開です。
よく吉野山のポスターになっている写真はここからの景色なんですね。
遠くには、霞んで右から二上山(にじょうざん)、葛城山(かつらぎざん)、金剛山(こんごうざん)が見えます。
途中の吉野水分神社(よしのみくまりじんじゃ)にお参り、ご朱印もいただきました。
1時間ほど歩くと奥千本口にたどり着きました。50分待ちのバスに乗るのと同じくらいの時間で歩けましたが、少し疲れています
ここから奥千本、道も急な上り坂になります。でも、年配の方々も大勢歩いておられます。
途中の金峯神社(きんぷじんじゃ)にもお参り。ご朱印の列に並ぶのも、ちょうどいい休憩です。
神社を出てほどなく「西行庵 0.5km」の立て札があり、「もうすぐだ」と喜んだのですが、ここからが一番厳しい道程でした
細くて急な山道を登って下りて、息が切れます
でも、少し息があがるくらいの有酸素運動が健康に良いと思いがんばって歩いて、やっと西行庵に着きました。
西行は人里離れた山奥に独りで庵を結んでいたと聞いていましたが、整備された道を歩いてきてもこれほど遠くてたいへんなのに、鎌倉時代にここに一人はほんとうに孤独だったであろうと感じました。
たいへんだったけれど、念願の西行庵に来られて満足
この日、西行庵の桜はまだつぼみの状態でした。
でも、景色はすばらしかったです。
西行が歌に詠んだ「苔清水」も湧いていました。
中千本バス操車場~西行庵、休憩したり神社に寄ったり写真を撮ったりしながら、行き2時間30分ほど、帰り1時間ほどでした。日頃歩いていない私でこのくらいなので、歩き慣れている人ならもっと早いと思います。
私は普段車ばかりであまり歩かない生活です。でも最近、お寺や神社、お花見が目的だと歩くのも楽しくなってきました。
今回西行庵まで行って、70歳まではここに歩いてきたいと強く思いました。そのためには日常生活でもっと歩かなければ年をとっても元気に出かけられるように、これから生活を変えていこうと決心しました
帰りに遅い昼食。窓から中千本がきれいに見える坂本屋さんで「桜うどんセット」をいただいて、お疲れ様
お出汁が桜の香りでした。
私が行ったのが4月13日(土)で、それから1週間経ちました。4月20日のツイッターの情報では、西行庵の桜も5分咲きとか
これから行かれる方は桜を堪能してきてください✿お気をつけて。
次は秋、紅葉の西行庵に行きたいなぁ