最近は(というか前からだけどw)旧ドラえもん(大山のぶ代さん版)を観るのにハマってる
んだけど、すごく思い入れのある作品を見つけたので紹介をw
放送データだと、1993年8月13日のドラえもんスペシャルで放送だったみたい。
これはリアルタイムで観ていて、ビデオに録画したのを何度も妹と観たほど大好きな話。
(アニメオリジナルなので原作には無い)
犬や猫が大好きな人にはたまらない作品だと思う(^ω^)
ある日、ドラえもんとのび太
としずかちゃん
、ジャイアン
が裏山で遊んでいると、
ドラえもんが捨て犬を見つけてしまう。
みんな事情があって飼えないので、スネ夫に飼ってもらえないか尋ねると
「うちの犬みたいに血統書が無ければダメ!」
仕方なくスモールライトで小さくして、「チビ」
と名付け家でこっそり面倒を見るのび太。
が、ジャイアンやしずかちゃんが他にも捨て犬や捨て猫を見つけてしまい、のび太の
机の引き出しの中は小さくした犬や猫でいっぱいになってしまう
パパとママに、小さくすれば食費もかからないし場所も取らないので飼えないかと頼みこむが・・・
「犬や猫にとっては、小さくされても迷惑なんじゃないかしら」
「犬や猫を捨てる人が一番身勝手だけど、小さくして飼うのも人間の身勝手じゃないだろうか」
「今の時代は犬や猫にとって生きづらい世の中なんだね・・・」
「それなら昔の時代へ行って犬や猫をもらってくれる人を探そう!」
ドラえもんたちは過去の時代へ!!
平安時代では、犬はうるさいから嫌いだけど、猫ならもらってもいいという紫式部に猫を。
戦国時代では、日吉丸(後の豊臣秀吉)が、戦に猫を巻き込まないような世の中に
してみせるから、猫が欲しいと言われる。
江戸時代では犬将軍で有名な徳川綱吉が江戸を治めており、お犬様の御駕籠がw
そこで、犬なら欲しいという町人のお兄さんに犬を。
明治時代初期では、狩りのお伴に犬を欲しがっていた"あの人"に犬を。
明治時代後期では、子猫を1匹くれんかね?と"あの人"に猫を。
パッと見すぐ誰だかわかるんだけど、紫式部や豊臣秀吉の時みたいにここで正体を
明かさないのがイイwww( ´艸`)
そして最後に残ったチビ。
タイムマシンは東京大空襲の頃に着いてしまう。
そこで出会った"いしばし わたる"くんがチビが欲しいと言うも、「自分たちの食べる物も無いのに
犬なんて飼えない」とお母さんに断られてしまう。
空襲の中で1匹では生きていけないと必死に頼み込む。
人の命も犬の命も同じね、とお母さんは許してくれるが、スネ夫は納得がいかない様子。
「こんな戦争の時代にチビを置いていくなんて、みんなはそれでいいの?」
「でも、きっとわたるくんはチビを可愛がってくれる」とのび太は信じ、みんなでチビをわたるくんへ。
その直後に空襲警報が鳴り響き、わたるくん親子は避難。
「あれがB29?」と唖然とするドラえもんたち(逃げようよw)
今思うとこの放送、8月13日の夏のスペシャルだからこういう戦争の話だったのかなと。
爆撃から逃げて慌ててタイムマシンに乗り込む一行。
「チビは戦争の無い時代に生まれたのに、戦争の犠牲になったのは僕のせいだ・・・」
落ち込むのび太。
現代へ戻ってくると・・・名前の出なかった2人の答え合わせが←
しずかちゃんは夏目漱石の『吾輩は猫である』を持ってきて、あの時の猫だという。
ジャイアンは西郷隆盛像の傍らにいる犬を見つける。
それから他の犬や猫はどうなっただろうとみんなで図書館で調べると・・・
紫式部や豊臣秀吉の傍らにもあの時の猫たちが。(こらこらwww)
「チビだけはやっぱり戦争に巻き込まれて死んじゃったんだ・・・(´・ω・`)」
とみんなで悲しんでいると、スネ夫がとんできた!!
「うちの犬、"いしばし わたる"って人からもらった犬なんだって!!」
スネ夫の犬の何代か前の犬は、"いしばし わたる"さんから譲ってもらった犬なのだという。
「パパに聞いたんだけど、この犬の何代か前の犬は、少年だった
いしばしわたるさんとお母さんを助け、空襲の中を勇敢に生きた
立派な犬なんだって!」
チビは生きてた!!
でもチビは雑種だから、スネ夫の犬の血統書は後から誰かがいい加減に作った物だろうと
ジャイアンがつっこむんだけどねwww( ´艸`)
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この放送を観ていた頃、アタシは"しろちゃん"を思い出しては
切ない気持ちになったものだ。
ペットを飼えない集合住宅に住んでいたので、捨て猫を拾ってきては元のところに戻してきなさいと
親に言われる日々w
小2の頃、同じく猫好きな隣の号室の兄弟と3人でとっても美猫な白猫を拾ってしまい、
幸いその頃は住宅に猫嫌いな住民もいなく、 大人の理解も得られ(というか魚などの残飯整理にw)
みんなに「しろちゃん」と慕われ可愛がられていた。
が、その後猫嫌いなおばちゃんが越してきて、しろちゃんがよりによってそのお宅の物置で
赤ちゃんを産んでしまい保健所騒動に。
アタシたち住宅の子供は子猫たちが連れて行かれるのを見て何ともいえない気持ちになり、
でもどうする事もできない辛さに泣いた。(大人たちがまだ帰ってくる時間ではなかったのもある)
しろちゃんは、一緒に小屋を造った隣の家の兄弟のおばあちゃんが引き取ってくれる事になり、
住宅からはしろちゃんもいなくなり、空っぽになった木箱だけがいつまでも残っていた。
アタシはこの時の事を学校の作文(後に文集になったので今も実家にある)で、「ねこのしろちゃん」
というタイトルで書いている。
今読み返しても、子供心によっぽど子猫が保健所に連れて行かれた事や、しろちゃんとお別れしなきゃ
ならなくなった事や、子供では何もできなかったもどかしさを思い出して切なくなる。
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この『タイムマシンで飼い主を!』を観ていた頃は、しろちゃんや子猫と別れた後だった
ので、余計に憧れたというか印象に残ったんだと思う。
しろちゃんの子猫たちも、もらってくれる人を探せればよかったのになぁ・・・ときっと当時のアタシは
思っていたに違いない。
話がズレだけど、『タイムマシンで飼い主を!』はアニメオリジナルとはいえストーリーも素晴らしく、
ちょっと強引だけど歴史の勉強になるところがいいよねw( ´艸`)
ところでスネ夫ってさ・・・
毎回飼ってる動物が違うと思うんだけど(しずかちゃんもカナリアだったり犬だったりw)、
まさか飽きたからって捨てたりしてないだろうね!?www