こんにちは 王様です。
ALSに、優れた効果を示した、承認見込みの新薬に、トライを試みたくま家。
前回ブログの続きです。
新薬と言っても、既に保険適用されている末梢神経障害の薬「メコバラミン」を、大量に投与するだけ。
効果や安全性に関し、多くの論文が発表されている。
この新薬の治験は、20年近く前の2006年から行われ、2015年に、一度は承認申請が出されている、そして、色々な経緯があり、今年の再申請、データも示されている。
薬の成分は、活性化されたビタミンB12で、薬だけでなく、サプリメントとしても、沢山販売されている。
安全性も、王様は心配していない。
ビタミン12は、水溶性なので、多量に投与しても、余計なものは、身体から排出される。
そこで、一足お先にトライすることにした。
何とか「メコバラミン」を入手、せっかくなので、新薬の承認申請をしている「エーザイ」の「メチコバール」。
くま家の長男「ひるとん君」が、薬を持ってくれた。
通常の処方量は、この一袋だが、新薬は、一回100袋。
一日3回服用するので、一日分だと、300袋。
想定はしていたが、一回分の100袋の現物を見てみると、その投与量の多さに圧倒される。
一日三回の服薬だが、口から飲むのは、至難の業だ。
一束が30袋で、それが3束と残りが下の10袋。
胃ろうから注入するにしても、水に溶かし懸濁するにも、大量の水が必要で、投与したら、お腹がカポカポになる。
トローチ状のサプリメントなら、成分が10倍の5mg錠があるが、一回10錠を舐め続けなければならない、舌がおかしくなりそう。
現実的には、投薬を続けられない。
次にトライを考えたのは、週二回の筋肉注射での投与。
他の研究中の薬には、髄注や静注が多いが、この新薬の注射自体は、難しくない、。
今回の治験終了後も、被験者に、新薬は、継続供与されるが、その中には、自己注射での筋肉注射も選べるようになっているほどだ。
でも、既承認薬の注射液なら、一回100本の注射を打たなければならない、痛い。
静注点滴もできるが、今のくまりんに、ルート確保は、もう無理。
くま家は、自力で新薬にチャレンジしてみたが、現実の壁は厚かった。
現在の承認薬の一回量の濃度は高くない、新薬は濃度を高くし成分の投与量を多くしているのだろう。
まだ、新薬の話は、続けます。
前回のブログは、こっち。
下記が、新薬の医師主導治験、「徳島大学」による発表だよ。
この新薬も、製薬会社ではなく、研究者達が開発を進めた。
日本の製薬会社、研究開発に力を入れようね。