こんにちは 王様です。

 

ALSのくまりん、最近は、ベッドの上での時間が大部分だ。

景色優先で選んだくま家の部屋、ベッドの足元には大きな窓、右手には出窓がある。

くまりんから見える世界は、その窓から見えるものが大半だ。

 

くまりんの介護をしていて、ままならぬ気持ちになった時、王様も、窓から外を見る。

窓の外に広がるのは、いつも青い空。

励ましてくれる、勇気を与えてくれるかのように、空はいつも青く見える。

 

「なぜ、空は青いのか」、科学で考えると、こうだ。

実は、空には色が無く、透明だ。

色々な色を含む光は、全てを合わせると透明になってしまう。

空にかかる虹は、7色に見えるが、それは、色々な色を含む光を、雨粒が7つくらいの色に分解して、目に見えるようにしている。

 

さて、空は、透明に見えるけど、実は、目に見えないけど、小さな粒や空気の中のちりがある。

そのちいさなものに、それぞれ波長が異なる様々な色を含む光がぶつかり、ばらばらになると、最もよく散らばるのが青色の光。

空を見あげると、広く散らばった青色が、あちらこちらにあり目に入り、目立つので、空は青く見える。

その散らばり具合が異なると、白色(雲だね)やオレンジ(夕暮れ)が目立つときもある。

 

でも、王様は思う、悲しみや不安を抱えた人たちが、空を見上げた時、元気がでるように、空は青いのだと。

「明日がいい日でありますように」と祈るとき、その願いを受け止めるために、空は青いのだと。

曇っていても、大丈夫です、日の差す時間もあり、空も海も、瞬間輝きます、青空がのぞきます。

くまりんに、美しい景色を見せたい、一緒に見たい、王様の、それが気持ちです。

 

では、くま家の部屋から見上げる青空の紹介。

 

青い空に浮かぶ昔のダッフィーの「さっぴー君」。

息をのむほどの美しい青い空と赤い洋服。

楽しそうなイベントが始まる予感がする朝、白い雲と青い空を、じっと見る「ひるとん君」。

沖縄では、海の向こうにあると言われる理想郷「ニライカナイ」。

その名の付いた「ニライカナイ橋」と海と空をバックに、きりっとした「ひるとん君」。

ちょっと調子の悪いくまりんを心配して、空を見上げる「ひるとん君」。

部屋の前で、またまたイベントがあり、窓をセンターオープンにして、始まりを待つくまりん。

青い空を見て、「明日がいい日でありますように」と願いながら、今日この一日を乗り越えようとしているくま家です。