こんにちは 王様です。

 

ALSの進行で、摂食嚥下障害のくまりん。

口から食べることが難しくなった、美味しいものを少しだけ口にする。

いつもは、プリンなどの洋菓子を選ぶ。

同じようなスイーツだと、飽きてしまうのを考えてくれた、くまりんのことを想ってくれるお友達が、お土産に和菓子を持って来てくれた。

 

このお友達は、王様の老舗和菓子屋「虎屋」好きを分かっていて、王様に羊羹を献上してくれる。

そして、今回選ばれた和菓子は、これだ。

「とらや やわらか羊羹 ゆるるか」

介護食としてもおすすめのようで、普通の羊羹が、硬いと感じられる人には、うってつけだ。

一緒に写るのは、GAPの犬君、押すと「ワンワン」と吠える。

まずは、「ゆるるか」の「御膳」味。

御膳とは、上質なこしあんのこと。

小豆の味がしっかりあり、風味が感じられる餡は、虎屋の自慢だ。

次は、抹茶味。

この「ゆるるか」は、「水羊羹よりもやわらかく、餡の風味がしっかりと感じられる羊羹」と虎屋さんは、言っている。

くまりんには、「ゆるるか」を持ってきてくれたお友達。

王様向けには、山梨の銘菓「信玄餅」。

パンダの「すんだ君」も、大満足。

パッケージも和風。

箱を開けると、いつもの「信玄餅」、黒蜜とタップリの黄な粉が、美味しい。

以前住んでいた三浦半島から、山梨の富士五湖は、近い。

くまりんと王様二人で、旅行によく出かけた。

行く途中、この桔梗屋さんで、旅先の部屋で食べるおやつを買った。

数時間のドライブで行ける場所に、よく旅行した。

日帰りではなく、少なくとも2泊で。

日常から、少し抜け出し、普段と違うものを食べ、二人で過ごした。

 

くまりんと王様二人での旅行は、今は、とても難しい。

一人残されるであろう王様、一人では、もう旅行には行かない。