ご報告が遅くなってしまって本当にごめんなさい。
もう、2ヶ月も前の話になりますが・・・
7/7(土)、東北地方太平洋沖地震についての「座談会」を
無事終えることができました。
すぐに報告のレポをさせて頂く予定でしたが・・・
かなりプライベートな部分まで公表されてしまうことに
抵抗を感じてしまい、ブログアップをためらっていました。
でも、この「座談会」でも一番伝えたかったこと。
『忘れないでいる。』 ということ。
が私の心の中心にあるから・・・
震災から1年半を迎える今日、
遅ればせながらブログにアップさせて頂こうと思います。
「座談会」では、3つのグループがそれぞれの立場・視点から
震災後の現地を訪れた時の様子・想いを発表しました。
私たちは、2012年3月に行った、ボランティア活動のことを、
「行こうと思ったきっかけ」「現地レポ」「ボランティアを終えて」
の3つに分けてお話させて頂きました。
・・・長くなりますが、以下がお話させて頂いた内容になります。
お時間がありましたら、読んで頂けたら幸いです。
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ボランティアに行こうと思ったきっかけは、大きく分けて3つあります。
①当時働いていた職場での活動を見て。
②ネットでのつながりを通して。(ブログ友達の被災・尊敬するアーティストの行動)
③オークションでの被災地の方との偶然の出逢い。
2011/3/11 14:46 みなさんはどこで何をしていましたか?
私は、大阪で仕事中に・・・ちょっと一息、休憩している最中でした。
今まで経験したことのない、長~い揺れだったことを、今でもはっきりと覚えています。
揺れがおさまって急いでデスクに戻ると、被害状況・安否確認に追われていました。
当時働いていた職場は、全国に店舗展開している企業で、東北にもたくさんの
お店があり、壊滅的な被害を受けました。
そんな状況の中、1日でも早くお店を再開させたいと、不眠不休で働く社員の姿を見て
また、震災翌日から交代で東北に向かい、復旧支援活動をする社員の話を聞く中で、
「私も何かできることはないか・・・」と強く感じたことが最初のきっかけです。
そして2つ目は、ネットでのつながりを通してです。
私はブログをやっているのですが、ブログ友達の中に宮城県や福島県など
東北に住んでいる友達が何人かいました。
地震の直後、ブログ友達に「大丈夫??」「無事だよ!!」とやりとりしていたのですが、
1人だけずっと連絡が取れずにいました。
ブログ上での繋がりだけで、1度も会ったことがないのに、身内のように心配でした。
震災から一週間後、その友達と親しい方から無事だと教えてもらった時は、
涙が出るほど嬉しかったです。生きててくれてよかった!と。
震災直後だけでなく、その後もブログを通して被災地の状況を聞いていたので、
今回の震災もひとごとではなく、身近に感じていました。
なかなか復興が進んでいかなかったり、福島の友達は地震だけの被害だけではなく
福島第一原発の放射線量の問題や風評被害に苦しんでいる様子を見てきて、
何か少しでも力になれないか・・・ということは、日々考えていました。
また、ブログを通して、尊敬するアーティストたちの支援活動に触れたことも
大きなきっかけでした。
尊敬するパティシェが、震災から2週間後、自ら夜通しトラックを運転して
被災地にスイーツを届けに行ったり。
尊敬するロックバンドのメンバーが、それぞれ支援活動を行なっていて、
各地でチャリティーコンサートを開いたり、被災地の学校に歌いに行ったり・・・。
私物をチャリティーオークションに出品してそのお金を被災地に寄付したり、
ミュージシャンとしてでなく、1人の人間として瓦礫撤去のボランティアに行ったり・・・。
そんな活動を、当時はただただ応援することしかできませんでした。
大きな影響力のある有名人だからこそ、できることがあるかもしれないけど
一般市民の私には、なんの力にもなれないだろう・・・そう思っていました。
それでも、わずかながらも募金をしたり、東北のお米やお酒を意識的に選ぶことで、
少しでも貢献できれば・・・と地味な支援は続けていました。
中でも、福島県の友達に教えてもらったお酒『猪苗代湖ズ 限定 純米吟醸酒』は、
売り上げの一部が義援金として福島県に寄付されるので、
何度もリピートして購入しています。
そして、3つ目のきっかけ・・・それは本当に偶然の出逢いでした。
私たちは、今年に入って引っ越しをしたのですが・・・
去年の年末、引越しのために家の荷物整理をしながら、
オークションに出品していました。
そして、「焼酎グラスのセット」を落札して下さった方が、
たまたま被災地の方だったのです。
それを知った私は、代金はいらないです、お譲りします・・・。
と言いたかったのですが、そのひと言をかける勇気がなく、
せめての想いでメッセージカードを添えて送りました。
すると、到着連絡と共に
「実はもうすぐ、仮設店舗で居酒屋をオープンします。
このグラスでお客さんに美味しいお酒を飲んでもらおうと思います。」
というお礼のメッセージを下さいました。
この方は今、岩手県の「大船渡 屋台村」でお店をされているのですが、
メッセージを読んで、想いが届いたのがとても嬉しかった と同時に、
いつか絶対、このお店を訪れよう!と思いました。
そんなさまざまなきっかけを通して、「東北に足を運びたい」という想いが強くなった頃、
震災から1年を迎えました。
最初は、個人的に東北を旅行することを考えていましたが、
東北での土地勘が全くないこと、まだ新幹線や道路が一部通行止めになっていて、
目的地に辿り着けそうになかったため、今回は個人で行くことを諦め、
ツアーでのボランティアに参加することに決めました。
旦那もその思いに賛同してくれて、仕事の休みの都合も合わせることができ、
今回のボランティア参加が実現しました。
そして、ブログにボランティアに参加することを書いたら、
「私も一緒に参加したい。」
「仕事や育児などの都合で私はいけないけど、応援してるよ。」
そんなコメントにも後押しされて、前向きな気持ちで参加することができました。
「座談会」報告レポ② につづく・・・。