読んで下さったみなさま、本当にありがとう。
報告が随分遅くなってしまってごめんなさい・・・。
・・・ずっと、書けずにいました。
途中まで書いても、その先が行き詰ってしまったり。
なんでだろう・・・。
きっと、「上手く伝えよう」とし過ぎていたんだと思います。
そして・・・
正直な想いを書いてしまうと、
批判を恐れていたんだと思います。
ここ最近まで、負のスパイラルに陥っていて、
自分に自信が持てなくなってしまっていたから・・・。
「たいしたこともしてない自分が、
たった1回ボランティアに行っただけで何を語れるの?」
「単なる自己満じゃないの?」
そんな言葉が聞こえてくる気がして、
書くことから遠ざかってしまっていました。
でも・・・
とある「出会い」がきっかけで、再び心が動き出した。
伝えなきゃ!と思ったんです。
・・・その「出会い」とは、お気に入りのカフェでの出来事。
1ヶ月ほど前、久しぶりにそのカフェに行ったんです。
その時に、お店のスタッフの方が、
「ボランティアに行ってきたんですよね?どうでした?」
って、話しかけてきて下さって。
『よく覚えてるなぁ・・・!』と、まずはそこでビックリ。
そのカフェは、「カフェ」というよりは、「アートギャラリー」って感じで、
スタイリッシュな店内には、アート作品が展示されてたり、
ハイキングや交流会、講習会なども活発に行なったりしているんです。
で、3月に行った時、イベントのお誘いがあったんですけど、
「その日は東北にボランティアに行くんですよ・・・。」とお断り・・・。
その時のことを覚えてて下さったんですね。
そして・・・次の言葉に、更にビックリ!!
「実は、今度、東北地方太平洋沖地震についての『お話会』を
しようと考えてるんですが・・・
もしよかったら、お2人にボランティアのことについて
お話してもらいたいんです・・・。」 と。
「・・・え゛っ??
・・・私たちなんかでいいんですか??」
思わず、そんな言葉を口にしてしまったような気がします。
「お話会では、建築や環境に携わる方にもお話してもらう予定なんですが、
仕事とは関係なく、一般参加でボランティアに行かれたお2人のお話を
ぜひ聞かせて頂きたいんです。」
そう言って下さったんです。
その言葉が、すごく嬉しかった。
「嬉しかった」って言ったら語弊があるかもしれないけど・・・
うまく言えないけど、すごく心が軽くなったんです。
まさかの展開に、かなり驚いたけど、
もちろん、「私たちでよければ喜んで!」とそのお話をお受けしました。
・・・震災から1年。
私は、ずっとずっと、悶々としてたんですよね。
今でもなお、苦しんでいる方、辛い生活を強いられている方が
たくさんいるのに、
私は、今までどおりの生活ができていることに、
なんだか罪悪感みたいなものまで感じていて・・・。
『自分にも、何かできることはないか・・・』
『自分1人の力じゃ、何もできることなんてないか・・・』
プラスとマイナスの気持ちが、渦を巻いて押し寄せて・・・
そんな中でも、「少しでも、自分にできることを・・・」と思って、
微力ながら募金をしたり、積極的に東北の食材やお酒を選んだり、
いろいろ心掛けてきたけど・・・
「もっと力になれる方法はないのか?」と常に考えていました。
でも、私の頭には「現地にボランティアに行く!」ということしか
浮かびませんでした。
そして、いろんな出来事やたくさんの人の後押しがあって、
やっと「ボランティア参加」というところまで辿り着けたけど・・・
行く直前まで、本当に不安でした。
私に何ができるんだろう・・・って。
そんな時、アメブロのみんなのコメントに、本当に励まされました。
「実は、私もずっと行きたいと思ってたの・・・。」
「私も行きたいけど・・・今は行くことができないから、想いを託すね。」
みんなの想いが、すごくすごく心強かった。
みんなのおかげで、前向きな気持ちで向かうことができました。
本当にありがとう。
・・・・それなのにね。
実際にボランティア活動をして帰ってきた後、
またまた悩んでしまったのね。
ボランティアに行ってきたけど、果たして力になれたんだろうか?
やっぱり、自己満足なんじゃないか? って・・・。
ほんと、自分でも情けないなぁ って思う。
・・・今思えば、きっと、「大したこと」をしなきゃ!!って、
自分でハードルを高くしちゃってたんだろうね。
だから・・・・今回のお話を頂いた時に、
フッと身体の力が抜けて、心が軽くなれたのは、
今までの変なこだわりから解放されて、
「特別なことなんてしなくていいんだ」・・・って
思えたからなんだと思う。
そういえば、ボランティアのバスで後ろの席に座っていた
男性の会社員の方は、ボランティアの常連さんで、
ボランティアが、生活の一部みたいになってたっけ。
毎週金曜の夜、仕事が終わってから出発して、
土曜日一日ボランティア活動に参加する・・・みたいな。
「わざわざ」参加する・・・のではなくって、
「気軽な気持ちで・・・」っていうのが、
結構重要なのかもしれないって、最近は思います。
もちろん、震災のことは重く受け止めなくてはいけないけど、
「力を抜いて」いるからこそ、長続きすることって・・・あるんじゃないかな。
行動にはできなくても、
「常に考えていくこと」「忘れないでいること」
だったら、誰にでもできるんじゃないかな・・・って。
そんなことを気付かせてくれた、「出会い」に感謝です。
これからは、あんまり身構えずに、
自分の生活の延長線上に・・・
そして、自分がやりたいことの延長線上に・・・
何か、支援の形を見つけていけたらいいな☆
・・・『お話会』は約1ヵ月後。
正直、人前で話すのは大の苦手な私だけど・・・
今回ばかりは、すごく前向きに準備をしていけそうです。
たくさんの方々との意見交換の中で、
また新たな気付きがあることを楽しみにしている今日この頃です。
なんだかとりとめもない文章になっちゃったけど、
最後まで読んでくれてありがとう。
今回は、アメ限にしません。
批判も・・・受け止めるよ。
悪意のある批判じゃなくて、それぞれが震災に対して
真摯に向き合っているからこそ出てくる感情なら、
できる限り受け止めたいと思います。
このボランティアのレポを読んで下さった皆さんが、
またあらためて震災のことを考えるきっかけになれば幸いです。
何か、感じてくれた方は、コメントを残して下さったらありがたいです。
最後に、旧牡鹿公民館で見つけた、みんなの寄せ書き☆
「繋がっているよ。 みんなの心」