私は2025年3月末、52歳で前職を早期円満退職しました。
今は、自分自身を見つめなおす時間を持ちながら、これからの方向性を考えているところです。
最近、SNSで近況を見た友人から「退職のときに気をつけることってある?」という質問を受けました。
せっかくの一度きりの人生ですから、自分が納得できる選択をするために、
「退職後に何をするか」をあらかじめ考え、計画を立てておくことが本当に大切だと感じています。
✅ 退職を考えているときに、確認しておきたいこと
1.就業規則・退職金制度の確認
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退職金の有無や支給条件は、法的義務ではないため会社ごとに異なります。
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特に、「自己都合」と「会社都合」で退職金額や失業保険の扱いが大きく異なる場合もあるので要注意です。
2.退職金制度の種類と概算の確認
もし退職金がある場合、以下のどれに該当するかを確認してください。
① 退職給付金制度(企業独自設計)
② 中小企業退職金共済制度(中退共)
③ 確定拠出年金制度(DC)
④ 確定給付企業年金制度(DB)
そして、「どれくらいの退職一時金がもらえるか」を概算し、生活資金の見通しを立てておくことをおすすめします。
※課税対象となる場合もあるので、留意してください。
3.有給休暇の扱い
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有給は消化しないと損になることが多いです。
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退職日を見据えて計画的に取得しておくとよいです。
※介護や育児を目的とした年次休暇と別枠の休暇制度があれば、確認が必要です。
4.在職中にしか使えない制度の確認
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福利厚生、慰労制度、社割など、辞表提出前にしか使えないものもあります。
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退職が見えてきたら、社内制度を再確認しておくと◎です。
5.教育訓練制度・資格取得支援
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次のキャリアを見据えたときに、在職中に会社の支援で取得できる資格や講座があるかもしれません。
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申請タイミングを逃さないように!
退職はゴールではなく、次の人生の「スタート地点」でもあります。
納得いく選択をするために、情報を整理して、先に備えておくのが本当に大事だなと実感しています。