さて、子猫ちゃん3匹を保護団体様に託すことが出来てホッと胸を撫で下ろしたゆかりちゃまでしたが、その際、代表さんに約束したことがありました。

 

「子猫がいた辺りには必ず親猫がいるはず・・・子供がいなくなった母猫はまたすぐに発情して次の子が生まれてきてしまう・。

早急に捕獲してTNRして欲しい」と・・・。

 

ゆかりちゃまには、かなりの難題ですが、子猫を渡したらそれで終わりでは責任感がなさすぎる・・・やはり、不幸な命を増やさないためにも必要な事だと思う。

そこで、これまたTNRをやっているこれまた別の保護団体さんに相談して、捕獲器をお借りする事が出来ました。

 

 

こんな感じで、子猫が発見された100人乗っても大丈夫な倉庫の横にスタンバイ。

 

匂いが強めの唐揚げとか置いておくといいよと聞いたので、〇ンコの様に見えるのは唐揚げちゃんです。

 

 

で、昼に仕掛けたら夕方にはもう捕まった・・・。

 

お腹空いてるんだよね・・苦戦すると思ってただけにあっさり捕獲できてまずはホッとしました。

かわいい黒猫ちゃん・・・子猫に黒猫がいたから、多分この子が母猫だね。

 

 

以外と大人しく、暴れることもなくそのまま、捕獲機を借りた保護団体様に。

このまま、少しお世話をしてもらって避妊手術をしていただきました。

 

しかし、折角捕まえたし、このままTNRする前に、もう少し頑張って、里親さんを探そうかなと思いまして、避妊手術で預かっていただいている団体様にこの猫の現在の様子を尋ねると、「この子は人に懐かないから、中々手ごわい・・経験上、家猫は難しいと思います。」との事。

 

・・・でも、やれるだけやってみようと、知人には片っ端から声を掛けました。

知人以外にも他の保護団体様もいくつかお声がけしたんですが・・・やはり純粋の野良猫はTNRをお勧めしますとの回答が・・。

 

里親さんになってもらっても、人に懐かない猫と暮らすのも不幸だし、猫も不幸だし、里親探したからイイことしたというのは自己満足にすぎないだろうなと、悩んだんですが、やはりTNRをすることにしました。

 

 

お迎えに行くと、相変わらずシャーシャーいって毛を逆立てて怒っていました・・。

耳には切れ込みが入ってさくら猫ちゃんになりました。

 

しかし、かなり気性が激しそうだ・・・まだ人には心を許していないようです。

 

 

捕獲した場所で、クレートの扉を開けると・・・写真を撮る間もないくらい、さささ~~~と出ていきました。

自由を再び手に入れた親猫・・・二度とわが子には会えないのを思うと不憫ではありますが、もう二度とお腹を痛めて出産する事はありません。

 

しかし、この猫、途中で振り返って、しばらくこっちを見ていました。

そんな姿を見て、ハズバンドは「ありがとうって言ってるのかな」と、お花畑の様な事を言っていましたが、ゆかりちゃまは逆に、「痛い思いもさせやがって、許さにゃいからな!」なんじゃないの?と・・・。

 

猫にとっては何がいいのか悪いのか、分かりませんが、保護猫のプロの方に相談してやれることはやった・・・。

あとは、この親猫が1日でも健康に長生きしてくれることを願うばかりです。

 

この度は、沢山の方に助けていただきました。

数々の保護団体様に助けを乞いましたが、力強いサポートが心強く、またお声がけをした知人の皆さんは、全ての方が前向きに考えて下さって本当にありがたかったです。

この場を借りて御礼申し上げます。