<七事式とは>


又玄斎(裏千家8世)が、表千家の如心斎と共に、修練のために創定したもの。

1.花月
2.且座
3.員茶
4.茶カブキ
5.一二三
6.廻り花
7.廻り炭

<足の運び>
・8畳に座っている時
自席から点前座へ
自席から立ち出る時は右、かぎ畳に入る時は左、点前座へ入る(かぎ畳を出る)時は右
点前座から自席へ
点前座から出る(かぎ畳に入る)時は左、かぎ畳から出る時は右、自席に入る時は左

・4畳半に座っている時
自席から点前座へ
自席から立ち出る時は左、かぎ畳に入る時は左、点前座へ入る(かぎ畳を出る)時は右
点前座から自席へ
点前座から出る(かぎ畳に入る)時は左、かぎ畳から出る時は右、自席に入る時は右

<七事式の薄茶の回数について>

濃茶付きなど○○付あり→3服

濃茶付きなど○○付なし→4服 (三友は4服)

<役を決める時の回し方>

折据は右回しで(HPの家元と一問一答より)

(右手方向ではなく、時計回しのこと)


<花月の亭主について>
・亭主は(3足ではなく5足で)正客の前(まん前であり、斜めでない)に座って、折据を置き、
一膝下座を向いて下がる。(但し、貴人の際は、下座斜めに座る)
・○○付花月は、亭主は仮座に座り、「どうぞ折据お回しを」と挨拶する。(例外あり)
 もしくは、札を見て「月」「花」と名乗るパターンの時は、亭主は仮座に座り、「どうぞ折据お回しを」と挨拶する。(例外あり)

<花月の花について>
仕舞花が茶を点てて出すと札を見て「月」のみが名乗り、仕舞花は「松」と名乗らない。

(たぶん、松とはこれからも参加しますという意味だから)


<拝見の時>

原則 客役が道具の拝見をする時は、手をつくだけで簡単に済ます

但し、例外的に、壺荘付きと軸荘付きの花月のみきちんと拝見する


<拝見した濃茶茶碗を返す時>

原則 末客が一人で返す

但し、例外的に、茶カブキと茶通箱付きのみ、正客との出会いで返す(2026/2ゼミにて(理由は聞いていない))


<亭主の座り方(炉)>
原則 外隅狙いで座る
例外 一二三と法磨は、その点前の種類で内隅と外隅を使い分ける

<古帛紗>

濃茶で楽茶碗でない茶碗でも、古帛紗は使わない


<灰器>

灰器は建水回りをする

理由は定かではないが、風炉の平の炭手前の時、座っている位置の関係で建水回りになるから(炉の炭手前の時は座っている位置の関係でそもそも回ることをしない)、それに準じて、建水回りとしたのではないかとのこと、2026/2ゼミにて)


<その他>
茶道口で回す道具は、折据と香盆のみ(茶道具ではなく、香道具なので)
折据の前では総礼

濃茶を2椀出す点前は4つ

・茶通箱

1つの茶碗で、一人2回飲む (炉)中仕舞あり
・大円草

1つの茶碗で、一人2回飲む (炉)中仕舞あり
(大円真は1碗のみなので関係ない)


・貴人清次濃茶

2つの茶碗で、一人1回飲む 

(炉)中仕舞なし(直ぐ2椀目を練るため)
・重茶碗 

2つの茶碗で、一人1回飲む

(炉)中仕舞なし(直ぐ2椀目を練るため)

・貴人清次濃茶と重茶碗は共に、1椀目は平点前と同じ

・貴人清次濃茶と重茶碗の違いは、帛紗を腰に付けるタイミング(貴人清次濃茶は1椀目後、重茶碗は2椀目後)

・茶巾を水指の上から釜の蓋の上へ移動するタイミングが、貴人清次濃茶は2椀目を出して水を差す時(茶巾が2枚あるので、主茶巾を触る時がないから)、重茶碗は2椀目の茶碗を清める時(既に釜の蓋は蓋置に置いてあるので茶巾も置ける)
・(2026/2ゼミにて、茶碗や茶入などの道具を返す客が、貴人清次濃茶と重貴人清次濃茶では違いがあり、貴人清次濃茶の客には違和感あるとのこと)


共通事項
・亭主は、2椀目を出し、服加減の聞いたら、水指の蓋を開け(炉)、水を差してから、客付を向かずにそのまま居前にて正客との問答

・客は、1椀目は総礼、2椀目は次礼

・月花が当たっても替札を取らずに札を折据にいれる


・松は名乗らない


・四客は札を取ると、茶碗が出る下座ににじり出て折据を置く


・花は茶碗を定座に出すと、客付きに向き、札を取り、一同月花を名乗り、札を戻し、正面に向き直して立つ


・四客は、一同月花を名乗ると、にじり出て折据を受取り、順次正客に戻す


・点前の花に月が当たれば、仮座に行き、茶碗を取っていただく(自服)


・点前の花に花が当たれば、そのまま次の点前


・点前の花は、花か月の札を引いた場合は札を一度畳に置いて折据を持つが、その他の札を引いた場合は札を手に持って折据にしまっていい(2025/11ゼミにて、、但し、後日教則本で確認したが特にこのような記載はなかった、、無言の場合のみかもしれない、、)

テキストに記載はないが、


点前教則19応用点前の流し点の箇所に自服の説明があり。

月刊淡交2025/1から2025/3までの流し点・炉に自服の説明あり。


・客が茶碗を戻したら、正客は菓子器を亭主へ。

✴︎淡交では、亭主が茶巾で茶碗を清める頃合い(たぶん、亭主が茶杓を持って客が菓子を頂くタイミングを基本とすると、このタイミングかなと思う)


・亭主が湯を捨てたら、正客は「どうぞご自服を」。

✴︎淡交では、亭主が茶を点て茶碗を定座に出した時に、「どうぞご自服を」


・亭主は茶を点て、茶椀を定座に出す。


・正客は「どうぞご自服を」。


・亭主は、水一杓を釜にさす。(お湯がまだまだたっぷりあるよ!という意味)


・亭主は、菓子器をおしいただき、菓子器を回す(亭主は席中で菓子をいただかない)

✴︎淡交では、回して少し向かうへ置く(たぶん客に後でもっと召し上がって下さいということかな)

✴︎淡交では、菓子器は、亭主が茶を飲み終わる頃に、正客は自席に引く


・亭主は「お相伴いたします」と挨拶し、茶をいただく。(茶碗の正面は客に向いたまま)


・亭主は茶を飲み終えると、茶碗の正面を自分の方に回し、茶碗を持ったまま、点前正面にまわる。


・亭主が湯を捨てたら、亭主から「もう一服いかがでしょうか」 と尋ねるか、正客から「どうぞお仕舞い下さい」と挨拶する。

流し点の特徴


***裏千家茶道点前教則19応用点前のコピーあり

(自服の説明付)

***月刊淡交2025/1から2025/3までに流し点・炉(自服の説明付き)

***自服については、別投稿あり



<風炉>テキストに記載あり
道具の位置が平点前と異なる上、点前の手順も平点前と異なる
1.道具の位置
2.柄杓と蓋置の扱うタイミングが異なる
(居ずまいを正す後に、柄杓を使う時にはじめて柄杓と蓋置を扱う)
(道具の拝見の声の前に、柄杓と蓋置を建水にたたむ)
3.柄杓を蓋置に置くことはない
4.建水は動かすことがない
5.拝見の際の体や道具の位置

<炉>なぜかテキストに記載がない
道具の位置が平点前と異なるのみで、点前の手順は平点前通り(但し、水指は三手扱い)
1.居前は釜正面

2.水指は炉の下座で鐶付の並びに置く(拝見の棗と茶杓を置ければ良いので、あまり遠くに置かない)

3.茶碗と棗は、風炉の流し点と同じ場所
4.蓋置は水指の前
5.柄杓は平点前通りに蓋置に置く
6.建水は、平点前通りに動かすことがある
7.点てた茶碗は炉と水指の間に出す
8.棗と茶杓は炉と水指の間に出す

<<荘の種類>>

1.茶入
2.茶碗
3.茶杓
4.茶筅(茶筅ではなく、水指や風呂先や炉縁など由緒ある時)

<<共通事項>>
1.荘の道具を席入りの床に荘る(茶筅荘はナシ)(お客は荘点前だとわかる)
2.水指を定座に置き、蓋の上に茶巾、茶筅、茶杓をのせ、茶碗に茶入を入れ、水指前に荘付ける
3.建水を膝前に置き、茶道口を開ける

4.茶碗は茶入の入ったまま左手を添え、右手で膝前に置く

5.茶杓を拭いて茶入の上にのせ、その手で水指上の茶筅をとり、茶入に置合わせる

6.湯を茶碗に入れ、右手一手で茶筅を茶碗に入れ、一度打ちし(但し茶碗荘は左手を添える)、両手で茶碗を持って、膝前に引く

7.基本的に荘の道具は古帛紗にのせて扱う(茶筅荘はナシ)

<<茶入荘>>

・茶入は、仕覆を定座に置いたら、古帛紗を出して広げ、それ以降は常に古帛紗の上に置く

・茶入の蓋は古帛紗に置くことはない(亭主も客も置かない)

・拝見で茶入の由緒の問答をし、茶入だけを膝前に取り込み、古帛紗を懐中する


<<茶碗荘>>

・茶碗の置き取りの際は、必ず左手を添える(但し、拝見所望後は左手を添えない)

・共通事項6では、左手を添えて茶筅を一度打ちする

・茶を点てたら、茶碗を両手で客付きに持って回り、膝前に置く

・古帛紗を出して茶碗を出す位置に広げる

・茶碗を畳上で回して正面を正し(手のひらで回さない)、古帛紗の上に出す

・茶碗を出すと、一膝さがって手をつき控え、正客が茶碗を取り込むと、一膝進み、手を膝にのせて待つ

・茶椀が客から返ると、客付きに回る

・茶碗の由緒の問答をし、茶碗だけを膝前の取り込み、古帛紗を懐中する


<<茶杓荘>>

・拝見の際、水指正面で古帛紗を出して左掌にのせ、茶杓をその上にのせ、居前に回り、出す

・拝見で茶杓の由緒の問答をし、茶杓だけを仕覆の上にのせ、古帛紗を懐中する


<<茶筅荘>>

・水指が由緒ある時で、拝見の依頼があれば、亭主は一旦水屋で清めてから、さらしに巻いて正客の前に運ぶ

・客は拝見後、詰めが茶道口へ運び、その後に正客と詰めで道具を返す


<<その他>>
初入りの時、道具が床に荘ってあるので、客は荘り点前だと気付く。

道具と共に箱等も荘ってあれば、客は銘や作者なども読み取っておき、亭主に「道具の由緒」をたずねる際に、改めて銘等たずねることはしない。

例えば、茶杓荘では、初座の床には、茶杓の筒は銘が書いてあるほうを上にして荘付けしてあるので、客は「道具の由緒」をたずね、銘について感想を一言述べる感じがよい。


床に荘る時は、紫の帛紗(男性の帛紗)を使う。
帛紗の広げ方は懐中の帛紗を畳の上で広げるのと同じ感じ。
茶入荘では、抹茶を入れずに空の茶入を荘る。
茶事の場合、席入りの際に、茶筅荘以外は床に荘ってあるので、正客は軸などの挨拶の際に亭主に尋ねる(小習では点前中に問答するが、席入りの時にする)。
例えば、亭主が正客からいただいた茶入を使っている場合、正客は「大事にお使い下さり、ありがとうございます。」等挨拶。

<<薄茶>>
本に記載がないが、薄茶の荘点前もあり。
茶事では、荘付の準備を客前でするわけにはいかないので、薄茶は別室でする。
荘付では、茶碗に帛紗を置いてから棗を中に入れ、荘付ける。
茶道口で総礼する際は、建水は左後ろに置く。

茶筅は、茶筅通しする時に、水指の上から取る(濃茶は先に茶器と置き合わせる)。



教則本には、茶筅荘のみ薄茶が可能とあるため、下記の記載は破棄かもしれない。


茶碗荘:客付に回って茶を客に出すが、客の「お点前頂戴します」の挨拶の際は居前で受ける。
茶碗荘:掌で茶碗を回して茶を客に出す(濃茶は畳の上で回す)。

・帛紗は親指を上、人差し指を下にして手に取る。

・左手を添えず、片手で茶筅を茶碗に置く。
・左手を添えず、片手で茶碗を手前に引く。

・建水(新しい杉木地曲)を運んできて最初に置く位置は、半がかり(通常の茶碗を置く位置とは異なる)


・柄杓は、棚から取り、蓋置に置く時に、かまえない


・入子点は、老人や子供等がお点前し易いように、道具の拝見は省略するので、

最後は茶碗を茶巾で拭き、茶巾を絞りたたみ直す。
(茶巾を絞りたたみ直すことは、イコール拝見はないというサイン)
(乱れた茶巾をそのまま荘るわけにはいかないので、絞りたたみ直して整える)

・水指は必ず(本は塗りだけど必ず?)塗り蓋を使い、最後は帛紗を水指に置く。

(帛紗を水指に置くことは、イコール水次はないというサイン)


・風炉では、茶碗と棗を棚に荘る時は、体を棚正面による




報恩茶会で七事式の且座之式を見てきました。


半東について、ポイントを3点

1.半東が香盆を出すタイミングは、風炉と炉で異なる。
風炉は、炭点前後に風炉拝見があるため、炭道具をすべて片付けて、拝見終了後に、香盆を出す。
炉は、炭点前中に炉拝見は終了しているので、灰器を引くついでに、香盆を持ち出し、正客に出す。

2.半東は、ほとんどの場合、何かの”ついで”に道具を出したり引いたりするが、
濃茶茶碗のみ、前の道具をすべて引いてから、濃茶茶碗を出す。
濃茶茶碗は、且座のメインになる道具にあたるので、”ついで”で出すことはしない。

但し、炭が終わって、香が始まる前には、棚の茶入を水指正面に置くことは忘れずに。


3.濃茶を飲むために席を移動するが、できる限り自席にいる、と覚える。

飲む前の客一同総礼も、飲んだ後の主客総礼も、自席にて。

正客が茶碗を取りに出て、一同総礼したら、移動する。

拝見のため、茶碗を正客に持って行ったら、自席に戻る。


4.半東は、東に薄茶を出すと、茶入と棗の入れ替えをするが、これは、且座は、花月と異なり、茶事の形式なので、薄茶を何回でもたてる体制にするため。



その他事項

1.半東が飾り菓子を正客の前に置くタイミングと、東が茶碗をすすいで膝前少し向かうに置くタイミングを合わせ、それぞれが7歩目に肩がふれ合う(2026/2ゼミにて(歩数は再度確認してみること!))


2.半東は、薄茶点前を担当するが、濃茶付花月の初花(棗を清める)、二の花(茶入と棗の入替)、仕舞花(片付け)とすべて同じことをする。


3.最後の送り礼後、東、半東は同時に立ち(東は左足、半東は右足から)、半東は通い畳へ右足で一足よけ、六歩目の左足で通い畳から踏込畳へ歩き、水屋にさがる。


4.最初の挨拶は出ないで、最後の挨拶は出る


???飾り菓子を取りに水屋に下がる際の、左右の足の動きが不明???

(半東の茶道口出入の回数をテキストにマーク。)
part1 花、炭、香 編
1. 花台出す
2. 炭斗出す、花台引く
3. 灰器出す
4. 灰器引く
5. 炭斗引く
6. 香盆出す、茶入移動
7. 香盆荘る
part2 濃茶、薄茶 編
8. 茶碗出す
9. 建水出す、半東の座へ 正客と総礼後に席をつめ、
     飲み終わって拝見のため茶碗を正客に渡した後に半東の座へ、主客総礼後に退出
10. 飾り菓子を出す、薄茶、建水引く
11. 茶碗引く
12. 水次
13. 拝見道具を引く
14. 挨拶

中置について 

 《薄茶・濃茶》 

・水指を持ち出し、右足真っすぐ、左足斜め、右足斜めと歩き(後に引かないように)、斜めに座る 

・水指は斜め手なりに置く 

・蓋置は水指の中心の前に置く(蓋の摘みの前に合わせるのではない) 

・柄杓の柄は膝中心になる 

・畳2目ほど後ろに座ってよい 

・茶碗と棗・茶入の道具の位置は平点前と同じ(但し仕覆の置く場所は建水上座となるため、左へ打ち返し、左手で置く) 



 五行棚について 

陰陽五行の木火土金水

もっかどごんすい


 《薄茶・濃茶》 

中置と五行棚の違いは、
蓋置と柄杓の置く位置が異なる 

その他は中置と同じ 

湯返しはない


 《初炭》 

中置と五行棚の違いは、
羽根と香合の置く位置が異なる

その他は中置と同じ