<貴人清次花月>
2024/5/20茶研戸田先生
・貴人は、終始貴人のままで変わることはない。
・上座の貴人の席には貴人以外に誰も座ることはない。
・貴人以外は手は横にする。
・通常なら半東は正客の正面に座って折据を置くが、貴人なので正面まで進まないで折据を置く。
・半東は、貴人茶碗を運び、次に次茶碗と建水を持って入る。仕舞いで下がる時も同じ。
・貴人清次「付」なので、半東は、折据お回しをと挨拶する。
・誰が茶を飲むのかにより、使う茶碗が異なるので、平花月より一足早く月が決まる。
・茶杓で折据を回し、月(前の折据で既に決まっている人)が茶碗を取り込んだら、札を見て月(この月は次回飲む人)花松と名乗る
・初花は貴人茶碗で道具を清めていき、仕舞花も貴人茶碗で道具を片付けていく。
・貴人茶碗で茶を点てない時は、貴人茶碗は貴人畳の隅に仮置く(炉・風炉共通)。
・貴人は札を自席に置いたままだが、折据に札を入れる必要があるので、仕舞花の時に限り、札を持って点前座へ行く。
・貴人が飲む茶碗は、次客が茶碗を取りつぐ。
・貴人が点てた茶碗は、貴人に一礼してから茶碗を引くが、一礼せずに茶碗を返す。
・すみかけの折据は、次客が縁外五つ目にとめ置く(貴人が折据を返すことはないので)
・仕舞花は、次茶碗を勝手付きに置き、続いて貴人茶碗を膝前に置いて、全員総礼(一同座替り)
・仕舞花が貴人の場合は、貴人茶碗に湯を入れるのを省略し、すぐに水を入れて茶筅通し、仕舞花が貴人以外の場合は、次茶碗に湯を入れるのを省略して、すぐに水を入れて茶筅通しをして仕舞っていく
・貴人茶碗を運ぶ時と下げる時は、水屋口で貴人に対して一礼するので、貴人も一礼をする。
・貴人清次の点前通り、茶筅通しは、貴人茶碗は2度あげ3度打ち(仕舞いは1度あげ2度打ち)、次茶碗の1度あげ2度打ち(仕舞いは清めて1度打ち)。
<貴人清次濃茶付花月>
貴人清次花月は本にあるが、濃茶付は本にない
・貴人濃茶は、貴人(月)からお供(花)へ交代して練る
・お供濃茶は、お供(花)から貴人(月)へ交代して練る
・月の札は月を上にして、折据の中に入れず、折据の上に置いて、亭主は貴人の前に出す
・亭主は、茶道口で貴人に一礼をして、貴人台を持って運ぶ
・亭主は、次茶碗と建水を敷合わせに置く
・亭主は、仮座に座り、「折据お回しを」
・貴人は、月の札を取り、お次の連客は折据の札を取る
・月(貴人)・花が名乗る
・折据を貴人に戻す
・貴人は点前座へ(札は席に置いたままで)
・次茶碗と千鳥板(炉)を勝手付きに置く
・貴人は、貴人茶碗を茶巾で拭く(茶巾を茶碗の中に残す)までの点前をする
・貴人は、帛紗を腰に付けて、貴人席に戻る
・花は、札を持って点前座へ(亭主は花の席へ)
・花は、帛紗を捌いて、下に置く(炉)
・花は、貴人に濃茶を出す
・お供が出された濃茶を貴人に取り次ぐ
・貴人濃茶は総礼
・花は、貴人に服加減を尋ねる
・花は、服加減を尋ねたらすぐに次茶碗を膝前に置いて、茶巾で拭く(茶巾を茶碗の中に残す)までの点前をする
・(貴人茶碗は末客まで拝見する)
・花は、帛紗を腰に付けて、札を持って、仮座席に戻る
・貴人は、お供4名に濃茶を出す
・お供は、茶碗を取りに出て、貴人に一礼をして、茶碗を引く(薄茶も同様)
・お供濃茶は総礼ではなく、次礼(お先に)
・貴人は、服加減を問答後、茶巾を移動し(炉)、水指の蓋を開けて、水を一杓入れて、貴人席に戻る
・(末客が茶を飲み切ると、貴人が次茶碗の拝見を伺い、全員が拝見をする)
・次茶碗を拝見に回したら、すぐに折据を回し、すぐに月(今回の例は貴人)・花が名乗る
・貴人茶碗と次茶碗は、仮座の花が預かっておき、薄茶の初花が点前座に座ると、四客に預ける
・四客が茶碗を返す(貴人茶碗と次茶碗を同時に返す)
・薄茶は濃茶付花月と同じ(道具の拝見もあり)
・薄茶の初花は、棗を清める
・次茶碗を勝手付きに置き、続いて貴人茶碗を膝前に置いて、濃茶を頂いたので、全員総礼
・二の花は、茶入と棗の入れ替え
・仕舞花は、次茶碗を勝手付きに置き、続いて貴人茶碗を膝前に置いて、全員総礼(一同座替り)
・仕舞花が、貴人の場合は、貴人茶碗に湯を入れるのを省略し、
貴人以外の場合は、次茶碗に湯を入れるのを省略して、水を入れて茶筅通しをして仕舞っていく
・亭主は、貴人台を持って下がり、水屋口で貴人に一礼をする
