公衆衛生学
今日は、座学のお話。
公衆衛生学は私の人生で初めて出会った学問でした。
4コマもあるんだからかなり重要な科目のようです。
どんな事を学ぶのか?
少しご紹介したいと思います。(自分の復習の為にもね)
まず、調理師の役割について
調理師は、国民の健康を守る役目があります。
ただこの「健康」はWHO(1999年)が定義していて
健康とは、身体的にも精神的にも社会的にも、全ての要素がそろった、生きがいのあるプロセスを大切に、様々な出来事を大きく捉えた、心豊かな状態をいい、単に疾病や虚弱ではない、ということではない。」
だそうです。
日本は今超高齢化社会となって、人口のうち65歳以上が21%を超える事態となりつつあります。
寿命も世界第二位!
男性は80.98歳、女性は87.14歳です。
けれど、健康寿命(自分で自分の身の回りのことができる)というと
男性は71.19歳、女性は74.21歳です。
寿命と比べてみると、(女性は特に)10年とか寝たきりであったり誰かにお世話してもらわないと生きられない状況にあります。
健康増進法により、国をあげて、
国民の健康を後押ししよう!健康寿命を延ばそう!疾病なく、医療費を抑えよう!という取り組みをしているわけです。
だから調理師は、医療の力に頼らない「病気をしない」環境作りのお手伝いをしていくこと、疾病予防になる食事を提供することが課されていると言えますね。
調理師の社会的な使命は
①国民に美味しくて栄養ある食事をとどける
②安全な食品を見極め、衛生的に調理して、食の安全性を確保する
③伝統的調理技術や調理様式などを受け継ぎ、さらに新しい調理法を創造して、食文化継承
お医者さんにかかるだけじゃなく、いやかかる前に、栄養があったり安全な食事で人々が健康でいられるように手助けしているのが調理師だと、そんな話でした。
国も特定診断制度などで努力してますが、何を食べるかってとても大事。
食べるもので人はつくられています。それは間違いない。
なるほど、だてに国家資格じゃないねw
国民の健康、ひいては今後の日本の国家予算にまで関わっているわけです。
さて公衆衛生学ですが、
以上のことを踏まえて食生活と疾病について、食育について、学んでいきます。
とりあえず今日はこの辺で。
こういうブログって面白いのかつまらないのか、わかりませんがw
また科目ごとにまとめていきたいと思ってます。
読んでくださりありがとうございます。
https://www.marukome.co.jp/recipe/sonohara/