05/25 | 園原ゆかりオフィシャルブログ 「YUKARI SONOHARA」 powered by アメブロ

05/25

・今日の天気: 美しく晴れ




・気温: 25℃




・昨日(土曜日): 海でダラダラ → ジャンクディナー → 店を変えながら飲酒




・肌の色: ライトブラウン




・今週の収穫品: H&Mにてフリップフラップ、デニムスカート、ピアス、など




・引越しまで: あと5泊!!








最近のお天気の回復っぷりに、すっかりウカレ気分であります。


何をするにも楽しく感じてしまう。ただ下校するのがもったいなくて、ぶらぶら寄り道をしたり。


道草ついでにスーパーで物色したり。


ちょろっと海によって日焼けしながら宿題したり。


とにかく気分も上々、という感じ。




ときたま「日本はどうなのかな。みんな元気かな。」と思ってはネットでニュースを見る。


そうそう、こっちでネットニュースを一日2-3回見るのが日課。その中で一番ショックだったのは、来て一ヶ月くらいだったのかしら、「ELLEGARDEN活動休止」の文字。


胃袋キュっと、眉間にシワ。ななななんで・・。ショック。




後はそうさねぇ、中国の地震とかはこっちのTVニュースで毎日見てるから一緒かな。


ママに日本のニュースは?と聞いたら「バレーボールが熱い!」って・・・ニュース。それか。ありがとう。


そして友達からはありがたいことにマメにe-mailをもらっているから近況を知れている。


中にはめちゃくちゃ嬉しい報告もあったり、思わずラップトップの前で「まじかよっ」と叫んでしまう衝撃内容もあったり。


友達ニュースも充実。


私は離れたところから、日本のみんなを応援。がんばれー。何もできなくてごめんね。




バンクーバーの事情。


あまりにも多いホームレス。それは10年ほど前の政府方針変更が一つの原因となっているとか。


かつてはコキトラムという(バーナビーの)場所に、メンタルイルネス(心に障害)を持つ人たちの為の施設があった。


ベッドの数は1000以上あった。ところが政府が変わって経費削減のため縮小。ベッドの数は10分の1の100台に。では900人の患者は?町に放り出されてしまったのである。




職につくことがなかなか難しい彼らは、そのまま路上でくらすことに。


もともと施設に入っていた理由がドラック・アルコール依存だったりするから、症状が助長することもしばしば。


以降、何故か今度は無料3食配布がバンクーバーで行われるようになった。


だからね、彼ら「家はない」けど、「おなか一杯」なの。変すぎる。


道端でお金をせびってるじゃん、きっと食べ物に困ってるんだよ、最初はそう思った。


でも彼らにサンドイッチを渡しても、受け取らない。


彼らはお金が欲しいのだ。ドラッグやアルコールを買うお金が。




そしてもう一つ深刻なのはランアウェイチルドレン。


家庭内の事情(暴力とかね)で、家を飛び出す子どもが増加。その後、保護され違う家庭に政府マターで預けるシステムはあるのだけど、ほとんどが上手く機能していないのが現実。


政府からお金を受け取るのが目的で、自分の子どもと同じように育てる、なんて全く考えていない里親。


逃げた子どもはいくつかの家庭を転々とたらい回しにされた挙句に18歳で放り出される。


彼らは当然のように働こうとしない事も多く、ホームレスとなる。


この条例、もう直ぐ年齢が引き上げられるらしい。19歳に。でもそれって大きな問題じゃないよね、もっと違う何かを変えることが必要なんだと思う。




仕事をしなくても、家がなくても、生きていけちゃう都市。


道で寝ていても誰も文句言わないし、食事は教会やボランティアから毎日もらえる。


どんどん増える事は安易に想像できる。




ところが2010年。ビックイベントを控えているバンクーバー。


オリンピックまでに、なんとかしなきゃいけないホームレス事情。躍起になって「隠そう」としている政府。


パブリック的に「綺麗で自然に囲まれた美しい都市」でなければならないのだ。


世論では「コキトラムの施設を再開させるんじゃないか」そして「オリンピックが終わったらまた閉鎖するつもりなんだと思う」というのが一般的。


どうなるんだろう。




気候が良くて、人が優しいからこそ増えてしまうホームレス。この矛盾をどうするべきなのか。


でも「住みやすい都市」って言うのは太鼓判ってことかな?


誰にとっても、と言う意味では。