東京品川で、株式会社アドム主催の
「わんぱくランチ 保育園給食セミナー」を
東京大学教授で、
日本の栄養疫学のトップリーダーである
佐々木敏先生をお迎えして行いました。

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対象者は保育園の給食に携わる方。
佐々木先生は3つのポイントを話されました

1、流行には要注意
     話は単純化され、盛ってあるから。

「野菜を先に食べる」とか
「低糖質ダイエットはやせる」
などの流行には要注意。

それに関するデータをきちんと読み解くことが大切だと言います。その上で、
「では野菜を先に食べよう」とか
「低糖質ダイエットを選ぶ」ということ。

見せていただいたデータでは
糖尿病患者と健常者に
野菜を先に食べるグループと
炭水化物を先に食べるグループを作り
統計をとる。その結果から

「野菜を先に食べるのは血糖値を急激に上げないために有効だ」ということがわかる。

低糖質ダイエットについては、
低脂質ダイエットや、
バランスよく食べるダイエットと
やせる効果については変わらない。
つまりやせるけれど、
「どれが一番」というわけではない
ということが、データからわかりました。

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2、管理者こそ科学的に考えよう

科学的ということについて
共通項から普遍性を知るのが科学だと。
つまり、想像で答えを出してはいけない。
信じるべき情報は
科学的根拠であり統計だということです。

これは、食に関することだけでなく、
あらゆる情報に関して言えること。
大いに納得しました。

3、基本がたいせつ

地味でぶれないことを続けるのが
専門職の仕事。
何かを教える人は、その周辺領域も含めて
教えるべき内容の10倍の知識を持っていなければならない。

肝に銘じます。

子供の食事について、
それが体にどう影響するかは
50年後に結果が出るそうです。

塩分について(日本人はとにかくとりすぎ‼️)
バランスについて(いろんな種類を食べることが大切)わかりやすい例えを交えながら
おしえていただきました。

考え方、全てに通じる貴重なお話でした合格