昨日の続きです。

(レッスンレポ)テーブル編「簡単おいしい!イギリスおもてなし料理」

 
今回のレッスンは夏休み中なのできっとイギリス在住の方々はご旅行中かも〜と思いながらの募集でしたが、たくさんの素敵な皆様がお集まりくださいました。
 
単独で時々の開催なので、毎回のレッスンのご参加の皆様の顔ぶれや集まる地域も違います。
ニューヨークやパリ、東京、もちろんロンドン(笑)という大都市から来てくださる方もいるし、イギリスのカントリーサイドから何時間もかけてきてくださる方もいます。
この日に数時間だけのレッスンですが一緒にいるってとっても意味があるような気がします。
 
よくご参加の皆さんには、ここに来ると元気もらえます!と嬉しいお声がけをいただきますが、私も皆さんとのリアルな交流を通じて学びや気づきがいっぱいあります。
 
今回は遠くワシントンDCからのご参加の方がイギリスに夏の間滞在します!ということで楽しく相談しながらの開催になりました。
外国に来て、ロンドンに滞在し、地下鉄だって難しいかもしれないのに、国鉄の訳のわからない電車に乗る。そう考えただけでも私がドキドキしてしまいます。
私ってよく、お友達にはどこへでもひょこひょこと出かけ、怖いもの知らずみたいに思われているみたいなのですが、かなり怖がり。(笑)知らない所へ一人で行く時ってあまりないのですが、前にお仕事でミラノへ行った時、も空港からホテルまでタクシーだったのにそれでもドキドキしてました。(苦笑)
あまりにドキドキしすぎてミラノの空港ではある失敗もしてしまったのですが(笑)それはまたいつかお話します。とほほ・・・(汗)
話は逸れましたが、毎回たくさんの方が前向きに行動されてのご参加に心から感謝いたします!ありがとう^^
 
この日はイギリス料理でおもてなしできるものでメニュー構成をしました!
(ここからのお写真はMちゃんからお借りしました!)
 
イギリス料理ってイタリアンやフレンチのようの、一口食べて「きゃ〜〜〜何!?これ美味しすぎる〜〜!」という衝撃的な美味しさとは違って、素朴でホッとする味だと思います。
 
左からトードインザホールは穴の中のヒキガエルという名前の料理、3種の魚のフィッシュケーキ、昔はリメイク料理で親しまれていたバブルスクウィークという内容。
 
かなり内容盛りだくさんでしたが、時間内に作ることができ、みなさんにも家庭科の調理実習のように実際に作って頂いたりして楽しみました!
フィッシュェーキの量を計って円形にして衣をつけて頂いたり・・・
 
フィッシュケーキは簡単に言えば、魚のコロッケ風。
こんがり揚げ焼きなので、崩れることも少なく、成功率高し!
 
甘くないのにケーキ?と思うかもしれませんが、丸い形をしたものをケーキと呼ぶことがあります🎵
 
トードインザホールは穴の中のヒキガエル。
カエル役のソーセージも手作り〜!カエル肉ではありませんのでご安心を🌟
豚のひき肉をメインにボウルに材料を入れて混ぜます。
今回はリークというネギを使いました。
形も整えて、大きさも揃えます!
きちんと重さを計量すると仕上がりが均一。
やっぱりこの人手間が美しい仕上がりのポイントになると思います。
 
和気藹々でみんな楽しそうで私も嬉しい〜〜!
デザートはグースベリーフール。
グースベリーがこの時期限定で手に入ります。
本当ならグースベリー狩りのできる農園で自分で摘んで来たかったのですが、時間がなくお店でウエイトローズというスーパーで見かけてラッキー🌟
パケージにもありますが、フールというスイーツに使うのにぴったりなんです。
フールとは愚か者という意味。愚か者でも作れるほど簡単という所から名前が由来した問い右折もあるほど。
面白いな〜〜。(笑)
 
見た目はこんな形で可愛い〜〜!
 
一瞬見ると、なんだかグリーンのぶどうみたいなのですが、よ〜く見ると筋が入っていて、ちょっとミニメロン?みたい。
両端を切り落とします!
水で洗って水分が少し残っている状態で鍋に入れて砂糖を加えて煮ます。
最初はあまり水分がでませんが、徐々に出てきます。
洗った時の水分がちょうど良い感じで水分が出てくるように良い働きをしてくれます!
 
しばらく強火で温め、次第に水分が出てきます。そこからは蓋をして中火弱で火を通します。
グースベリーの皮がはじけて来て、こんな感じになったらマッシャーで粗く潰します。
もちろん好みでミキサーでピューレにしても〜オッケー!
 
ギリシャヨーグルト、ホイップした生クリームの中にこのグースベリーを加えてざっくり混ぜて冷蔵庫へ〜〜!
飾りのハーブを摘んで・・・
出来たのが、こちらです!正真正銘!イギリスの夏のデザート〜🌟
 
 
あのフルーチェに似ているし、名前もフールなので似てる^^
これがもしかしたらフルーチェの先祖?!とも思ったりします。(笑)
 
皆さんと作って歓談しながら美味しいひと時🌟
最高の1日をありがとうございました!
この日みんながここに集まったことに感謝します。
いつもだったら家に誰かいるのですが、誰もいなかったのでタイマーさんよろしく〜〜〜!
はい!チーズ🌟
 
生徒さんのお一人がまだイギリスに来てから1ヶ月あまり。
知らない土地でお料理も何を作ったらよいかわからないし、文化も習慣も違うのでちょっと心細い時期だとのこと。
すっかり忘れていた自分がイギリスにきた19年前を思い出しました。
初めの3ヶ月ぐらいかなりホームシックというか、日本シックや友達シック。何をやっても楽しくない。
そんな時期もありました。
こんな国、もう嫌だ!帰りたい〜〜と鼻息荒く、荷造りしたことだってあります。(笑)
 
でも、そんなことを乗り越えて、19年後の私はお料理教室で素敵な方々に囲まれて、大好きなお料理というやりたいことを見つけられ、日本にもお仕事で伺え、たくさんの皆さんが温かく迎えてくださいます。
今考えてみたら、それもすべてイギリスに来たから。そう思います。
あの時、日本に帰っていたら、どうなっていたのか?と考えるとそれはそれで楽しくもありますが(笑)きっと今の人生の方が楽しいはず。
日本人で世界のどこかに住み始めてちょっと寂しい気持ちになっている方がいたら、今いる場所で楽しみを見つけて頑張ってほしいなと思います。
 
来週は日本からの取材の方がいらっしゃっての楽しいお仕事3日間!
このお仕事だってイギリスにいるから。(笑)
イギリスよ〜〜ありがとう🎵
これからも今いる場所で小さくてもいいから可愛いお花をたくさん咲かせていきたいです!