陶器の窯元めぐりの次の行き先は有田の金善窯です。
豊かな自然が美しい町「有田町」。この地で窯を築いて以来、約70年近く、心を込めて焼物をお作りしています。
金善窯の製品はすべて、職人の手にふれ、 窯に入り焼き上げています。
有田焼を支えてきた、名もなき名工の息吹きや匠の技を継承していきながら、
職人ひとりひとりが世界に誇れるような確かな生活の道具である「器」をお作りし、みなさまにお届けして参ります。
(金善製陶所HPより)
金善製陶所
住所 佐賀県西松浦郡有田町南原174
TEL:0955-43-3268
お庭がとっても素敵。美味しい空気を吸いながら久しぶりに見る日本のお庭に感動中。
笑顔でお迎えいただいた金ヶ江さんです!
今回の訪問ではいろいろとお世話になりました。
この静かな自然豊かな土地から有田焼きは世界の有田になりました。
イギリスにも日本の伝統文化が大好きでその一つに日々食べる食器にも興味を持っていらっしゃる方も少なくありません。
そんな方々がここにきたら言葉にできないぐらいに感動してしまうのだろうな〜と思います。
陶磁器は、陶器と磁器にわかれていて金善窯では主に磁器の器を製作してらっしゃいました。
工程は先日伺った萬古焼とほぼ一緒で、土を水で溶かし泥にし、それを型に流し込み乾燥させた後、素焼き、釉薬で色をつけたり絵付けして本焼きにします。
明るい日差しの中でこだわりを持って黙々と手を動かし続ける職人さん。
雨の日も風の日もきっとこの場所で作り続けているのでしょう。
面白い模様だな〜って見入ってしまいました。
HPを見ていただけるとわかると思いますが、同じ有田焼きでもこんなにも風合いの違う仕上がりがあることに驚きます。
天井も高くとても広い敷地です。
各工程を終えた器たち。
次の段階に進むために並べられています。
このレールに乗って釜の中へ。
焼き上がった器たちは器人生をスタートです!
大きな屋根の骨組みがまるでアートのよう。
毎日ここでの様子を365日暖かく見守ってくれる存在です。
冒頭のHPのご挨拶のところにもありましたが製品はすべて職人さんの手にふれ、 窯に入り焼き上げています。
時間をかけて職人さん大切に作り上げられた器たち。
そんな器でお料理を食べたら心も体も幸せに満たるに違いありません。
低価格でもそれなりに満足出来るものが買える時代ですが、自分が心からそのモノに感謝し満足できるものを大切にそばに置いて暮らして行きたいと心から思った時間になりました。
敷地内にはショップもあります。
こちらのスタイリングは金ヶ江さんご本人が楽しみながらされてらっしゃいます。
洗練されたお洒落な雰囲気。
この色合いのお皿は敢えて色を揃えずにカラフルにテーブルに飾るのも華やかですね。
器だけではなくこうしたテーブル小物も充実。
ショップにある器や小物たちはもちろんですが・・・
倉庫にはこんなに素敵な食器がいっぱい。
もうこうなると宝探し大会です!(笑)
ここまでたくさんの素敵な器を置いてらっしゃる窯元さんってなかなかないそうです。
ただただ圧巻されて、感激しているところに、指令が!(笑)
「この中から3つのテーブル異なるコーディネートをせよ。」
えええええ〜〜〜!
楽しそう!(笑)
まずは3つのコンセプトを決め、それぞれに合う「器や小物」をこの宝の山から探し出す作業からスタートです!
続きます。