無精子症と向き合う -30ページ目

無精子症と向き合う

2017.9 非閉塞性無精子症発覚
2017.10 クラインフェルター症候群発覚
2018.2 大阪リプロダクションクリニックにてTESE→精子凍結
2019.4 陽性判定。2019末に出産予定。

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この三連休を使って、たすけの実家に

 

二人で無精子症について

 

カミングアウトしにいく予定でした。

 

 

お義母さんとお義父さんには

 

ただ、「連休に行きます」ということしか言っていませんでした。

 

 

 

そんな中、昨日、

 

お義父さんの誕生日だったので、

おめでとうの電話をしました誕生日乙女のトキメキ

 

 

ちなみにお義父さんは、

穏やかなたすけからは想像もつかないほど

豪快で大胆な人です恐竜くん

(大好きですよウインク

 

 

電話中、連休に行くからね、と再度その話題を出したたすけに

お義父さんは言いました。

 

 

 

「あれだろ?妊娠でもしたか爆  笑

 

 

 

よくよく考えれば、特にイベント事があるわけでもないのに

 

新幹線の距離を、夫婦揃って来る。

 

 

そう思うのは自然なことだったかもしれません。

 

 

たすけは、違うけど、暫く行ってなかったから、そろそろ顔だそうかなと思って。というような返事をしていました。

 

 

するとお義父さん、

 

 

「おぉなんだ、なんだ、そうだったのか。まぁ、せっかくお前らが来るんだしな、○○(たすけの兄)のところの家族も来ることになったから!

 

 

 

 

えぇ・・・・・ガーンガーン

 

 

 

 

たすけのお兄さんは、お嫁さん・男の子2人の4人家族。

 

 

私にとっては甥っ子ちゃんにあたる二人は、

とっても、とっても可愛いです。

 

 

そして、お嫁さん、

今第三子を妊娠中で1月初めに出産予定なんです。

 

 

 

これじゃあ、何も話せない。

 

 

 

私、前に「ちょっと相談ごとがあるので行きます」くらいは、言っておいてもいいんじゃないか?急に不妊を打ち明けられてもびっくりするんじゃないか?とたすけに言っていました。

 

 

だけど彼としては、そんなこと言われたら、わざわざ来るほどの用件って何だって心配になるのが普通だし、どんなこと?って聞かれても自分は電話で言うことじゃないと思ってるから、気苦労かけるだけ、言わない、と・・・。

 

 

 

 

でも、それがまさかの予想外の展開を招いてしまいましたえーんえーん

 

 

 

お義父さんから、当日何食べたいか、思いついたら教えてくれ!

 

 

と言われて電話は終わりました。

 

 

 

電話を切ると、私達の間になんともいえない空気が流れます。

 

 

 

たえ「来るって・・・・。はぁ・・・・行くの辞めようかな・・・」

 

&「うーーーん、確かに目的は果たせないけど・・・・・」

 

たえ「ここで急にキャンセルしたらそれこそ心配するか」

 

&「うん、そうだよね、そう思う」

 

たえ「・・・・・・・。寿司食べてないな。寿司リクエストしようかな」

 

&「寿司!魅力的だけど、妊婦さんいるから辞めたほうがいいね~」

 

たえ「え、そうなの、妊娠中って魚ダメなんだアセアセ

 

 

彼は、うーーん、と言いながら、電話してたらバッテリー減ったから、と寝室に向かっていきました。(いつもベットのコンセントに充電器を繋いでます)

 

 

なんだか、予感がして追いかけました。

 

こんなわたしでも、勘って当たるものだなと思いました。

 

 

 

彼は寝室で泣いてました。

 

 

 

今後のことについて、色々話し合ったこともあったけど

 

彼の涙を見るのは無精子症と診断された日以来でした。

 

 

 

もう親にカミングアウトするのは辞める。

言いたくない。

今後のこともいろいろ怖い。

 

そう言って、彼はクラインフェルター症候群と診断された自分を、ここに書くのも憚られるような言葉で卑下し始めました。

 

 

本当はこういうとき、

私がしっかり構えていなければいけないのでしょうが

抱きあって一緒に泣きましたえーんえーん

 

 

もう、何でしょう、条件反射みたいな感じで

彼の涙を見ると、即泣けてきてしまいます。

どうしようもなく悲しくなるのです。

この世の終わりかと思うほどに。

 

 

 

もしかしたら、人生のどんなことよりも

彼が苦しんでいることが

私にとって一番辛い事なのかもしれないなと思いました。

 

 

 

 

そして、クラインフェルターという診断に彼がショックを受けていたこと・・・。

 

 

前にも書いた通り、彼にはクラインフェルター症候群の特徴に、当てはまる部分がいくつかあります。

(そう診断された今となっては勿論当たり前なんですけど)

 

 

今まで自らのひとつの「個性」だと思っていた部分が、

 

 

クラインフェルター

 

 

という一言で説明ができるとしたら。

 

どれほどショックだったか。

 

 

無精子症と診断された上でさらに突きつけられた事実。

 

 

彼のアイデンティティを揺るがす出来事が立て続けに起きていると言ってもいいのかもしれません。

 

 

 

TESEのことで頭がいっぱいで気付かなかった。

 

 

情けないです。

 

 

 

 

私は言いました。

 

 

 

あのね、クラインフェルターについて、私はあなたよりずっとずっとたくさん調べてるけど、クラインフェルターをそんな言葉で表現してるところ、どこにも無かったよ。私はあなたの全部が好きで、どれも欠けて欲しくないよ。嫌だったらTESEも受けなくていい。私はたすけが今のまま、変わらないでいてくれたら、それでいいよ。

 

 

 

彼は不安定でごめん。ありがとう。でもTESEは頑張ってみたいんだ、と言いました。

 

 

 

そして。。。寝落ちしましたzzz

 

 

 

 

一方、私は、なかなか眠れませんでした。

 

 

彼がこれほどナイーブになっていること・・・。

 

 

朝、ひとりで採卵のこととか自己注射とか、

諸々の費用についても見てたみたいなので、

それも一つ、あったのかな。

 

 

義父との電話はただきっかけに過ぎなくて、

今まで溜まっていたことが爆発したのでしょう。

 

 

TESEを頑張ってみたい。ありがたいことです。

 

 

でも気持ちが弱ってる今、

このまま突き進んでしまっていいのだろうか。

 

 

でも、私があれこれ思ってここで立ち止まることこそが

彼の気持ちを無碍にすることになるのでは?

 

 

もし、TESEで精子が回収できなかったら。

 

私はどんな言葉をかけてあげればいい?

 

どう伝えれば、傷ついた心を癒してあげられるだろう。

 

 

「支える」よく使われる言葉です。私も思っていました。

 

でも具体的に何をしたら「支える」ことができるのか。

 

誰かを一言で元気にさせるような魔法の言葉なんて

存在しないことは知っています。

 

 

じゃあ、具体的に何をするのか。私には何ができるのか。

 

他の人だったら、こんなとき「正しい言動」ができるんだろうか。

 

 

 

もし、義両親宅に行ったとき、子作りの話題になったら・・・

 

あのお義父さんのこと、いつも私が甥っ子ちゃんの相手をすると

 

「予行練習だな爆  笑」と言うから、

 

きっと、きっと、今回も・・・。妊婦さんもいることだし。

 

何も知らないんだから、しょうがないのだけれど・・・。

 

絶対無いと思うけど、最悪のパターンで、子どもの話になったときに思いがけずぽろっと涙が出ちゃったらどうしよう。

 

その空気・・・想像したくないなぁ、怖い。

 

いや、でも、こんな心配をしてるってことは

 

私は自分のためにカミングアウトして欲しかったってことにならないか。

 

 

義両親が無精子症について知り、理解してくれることは

たすけの精神的な支えにも繋がると思っていたけど

 

私にとってはそれは建前だったのか・・・?

 

 

ちなみに、うちの母はパソコン苦手なりに色々と調べてくれたようで

最近、電話で北九州の病院を激推ししてきます。

 

ありがたいなぁと思うんです。

 

けれど、母の言葉の端々から

 

「この病院(現代の医学)なら、なんとかしてくれるから!

 

っていうのをビシビシ感じて、

そのひたむきさに胸が痛むことがあるんですね。

 

親がわかってくれる、知ってくれているというだけで

気持ちが楽になっているのは事実。

 

でも、お母さん、どこの病院でもダメなときはダメなんだよ。

母の気持ちを考えると、これがなかなか言えません。

 

やっぱりお母さんも孫が欲しいよね、ごめんねって気持ちになる。

 

 

親に言うのも、良し悪し。

 

でも、メスを入れるのは彼の体。

 

今回のこのタイミングではないにしろ、告知はすべきではないだろうか。

 

考えれば考えるほど、、がんじがらめになる。

 

 

 

 

子どもがいない人生。この人となら、きっと。

 

その気持ちに嘘はないけど。

 

今だって無精子症のことなんか忘れて笑い合えることは沢山ある。

 

でも私、こういう、「都合のいい場面」だけ切り取って大丈夫と思えるようにしてるだけなんじゃないだろうか。

 

周囲の人間の理解。

どこへ行っても目にする子連れ。

これから訪れるであろう友人の出産ラッシュ。

老後のこと。

TESEをきっかけにぎくしゃくすることもあるかもしれない。

 

色々割り切れるようになるまで

超えるべきハードルは数え切れないほどあるはず。

 

 

そこにちゃんと目を向けることは出来ているか。

 

 

そしてこんな風に、彼が頑張るって言ってるのに

ダメだったときのことばかり考えるのも、罪悪感がある。

 

 

でも、もし「そう」なったとき、

きちんと自分なりの答えをもって

きっと大丈夫なんとかなるよって夫に道標を示してあげることが

自分の使命な気もする。

だって、私たちは夫婦なんだから。

 

でも、そんな立派なことができるのか。私に?

 

 

私だって、子どもは欲しい。

 

そんな自分の気持ちにどれだけ耳を傾けてあげればいいのか。

 

気付けば自分のことすら、よくわからなくなってきました。

 

 

とりあえず、明日お刺身でも買ってきてあげようかな。

 

でも刺身だって結局用意されたものをただ私が買って出すだけであって、私自身は何にもしてない気もするし。

 

 

とか、そんなところまで考えがいくようになってしまってえーん

 

 

なんていうか、、うまく言い表せないんですけど

 

自分は無精子症の妻としてふさわしい人間なのか、

 

出来た人間なのか、みたいな・・・。

 

 

言葉にするととても変ですね。

 

 

 

 

 

 

私が今この瞬間にできること

私が今だからできること

私が今しかできないこと

 

本当はあるのに、私が至らない人間だから

見つけられないだけなのかもしれない、とか・・・。

 

 

布団に入ってぐるぐる考えていたら

 

いつの間にか窓の外が明るくなってきたので

 

びっくりして慌てて寝ましたもやもや

 

 

 

どんなに考えても、答えは出ません。

 

 

 

でも、結果がどうあれもし何年後かに今を振り返ったときに

 

「あのとき踏ん張れた」

 

そう思えるようにしたいとは思う。

 

うん。そう思います。

 

 

 

 

とりあえず、TESEに関しては、

たすけからいつにする?って具体的な話が出るまで、

何も言わず待ってみようと思います。

 

 

なんだか全くまとまりのない文章になりましたが

ここまで読んでくださったアメンバーの方、

もしいらっしゃればこの気持ちを聞いてくださりありがとうございました笑い泣き

いつも本当にありがたく思っています。