先日のカーメン君ガーデンチャンネルでの薔薇の育種家であり薔薇を愛する人なら多分誰でも知ってるバラの家のオーナー木村卓功さんとのコラボの中で
『日本人はお金を得ることは汚いと思ってる』と言っておられました
木村さんはお金をきちんと得ないと自分や家族や従業員を幸せにできないし、新しい品種を作ることができなくなってしまうと言っておられて、当たり前だと思ってはいるもののドキっとしてしまいました
私の父親が政治家が献金で捕まったりするニュースがテレビから流れていると「お金持を持ってる奴は大体悪い事をしてるから金持ちなんだ」と文句を言っていました
また、私が昔勤めていた美容室の先生は(昔は美容室のトップのことをそう呼んでいました)桁はずれの年収があるにも関わらず、すごーーーーーく質素でした。
全ての時間を美容に注ぎ、戦争を知ってる世代だからか食べれるだけで幸せ、だったので食事もあるもので十分、宝飾品や着物といった贅沢品は何一つ持ってるのを見たことがありませんでした。
なので当時の店長クラスの方々は“先生は立派”だと言っていました。
父親の話しの記憶とリンクして私もどこかで『お金を持つのは悪いこと、清貧こそ美徳』だと思うようになってました
そこから数年‥私が店長になった後に出会ったパートさん。不思議な経歴を持ってたのでパートではもったいないくらいの方でして東京、大阪と様々なお店で働いてた経験があったのですが、その人が「先生がリッチな暮らしを見せることが若いスタッフのモチベーションを上げることもあるから豊かな生活をするのは悪いことではない」と言ったのを聞いて、雷に撃たれた記憶があります
当時27歳くらいで今までの価値観をひっくり返されましたから
そのあとにもたまたま知り合った社長さんにも「お金を持つことは悪ですか?」と聞いたことがありまして
「清貧が美徳ではないよ」と言われて、なんとなく自分の引っ掛かりが取れた気がしました。
必要以上に持ったり、身の丈に合わない暮らしをするのは違うと思うのですが、美味しいものを食べたり、行ってみたい所へ行ったり、学びたいと思ったものを学ぶための資金はあった方が良いと思います
またまた父親の思い出話しですが、子供の頃「犬が欲しい」と言ったら「犬なんてお金かかるからダメだ!」と言われまして、あの時に犬を迎えるための金額って、犬小屋、鎖、首輪、餌は余り物、年に一回の狂犬病ワクチン代だけだったと思うのです
(そもそも犬を買うと言う選択が無かった頃です)
それでも私の中で犬はお金がかかると思ってどこかで諦めていました
なので衝動的ですがネットで見てたコーギーを迎え入れると言うことはもの凄い葛藤だったんです
父親が言ってた時より、今はもっと犬の維持費は高い!通院は当たり前だし、昔はメスしか避妊手術をしなかったのにオスも当たり前になって来てるし
犬の幼稚園やしつけ教室だって行かなければならないかもしれない。旅行へ行く時はペットホテルになるだろうし。未知数の出費に恐れ慄いてました
それでもルビーチューズデーを飼うと決めて、いよいよ明日迎えに行く日の前日‥
なぜか私は普段飲まないお酒を飲みながらコギチューブの花ちゃんの動画を見ながら咽び泣きました(笑)
木村卓功さんの言葉やルビーが来る前日に咽び泣いた記憶、幼少期からの父親の言葉がぐるぐる回って、そうだお金が悪いわけじゃない、使う人の心次第だ!そう思ったのです
昨日もこの記事を書いていて、訳がわからなくなって寝落ちしてしまって、毎日書こうと思ってたブログの更新をしなかったのです
毎日更新は良いことだけど無理して書くと書きたいことが書けなくなってしまうかも‥と思いました
苺のプランターを漁るルビーチューズデー
時々収穫できた苺をあげてました
長年の夢だったコーギーを迎えれるようになったのは、私にその準備が出来たと言うことで‥お金が悪いものであれば苺泥棒のコーギーがここに居なかったわけです‥
木村卓功さんの言葉がすごく刺さったカーメン君の回でした