こんな記事を見かけました

実は、うちの父ともコロナ以降

面会ができていません

 

ま、看護師でしたので

病院の事情も理解できます

 

今日は少しだけ

病院の(大人の)事情を

ぶっちゃけようと思います

 

私も現役の時には

病院の感染対策委員をしていたので

面会に関しては

とても神経質になっていました

 

病院のような閉鎖された空間では

感染は確実に

外から持ち込まれることが

多かったからです

(スタッフからの可能性も

当然、否定はできませんけどね)

 

ただ・・免疫力が下がっている患者様の

リスク回避するためには

 

できるだけスタッフ以外の接触は避ける

 

これは、感染をコントロールするためには

必要なことです

 

ただ・・これには限界があるわけです

先ほども書きましたが

家族との面会制限を敷いたからと言って

スタッフからの感染がないとは言えません

(これは当然)

 

そして、ご家族一人一人の

考え方が違う

 

「うちは感染してもいいから

患者様に会いたい」

という方もいれば

「絶対に感染させないでください」

というご家族もいます

(いるんです、いるんですよ)

 

 

そうなると、患者様の命を

預かる場所としては

「できるだけ感染させないようにする」

を守らなければいけなくなります

 

当然、流行が過ぎれば

状況を見て解除していました

 

ただね・・

面会制限していた方が

(スタッフが)仕事が楽な場合もあるんです

 

なぜなら

面会に来られた時に

病状を聞かれたり

家族に書類のサインをいただいたり

 

実は、ご家族が面会に来られると

スタッフはやることは盛りだくさん

 

病棟に病棟事務の方がいれば

面会の受付をしてくださいますが

ただでさえ仕事が多い看護師が

家族の対応で仕事が回らないことも

多々あります

 

家族の方が心配する気持ちも

当然、理解できますし

お話しなければいけないこともあります

ご家族に寄り添う必要があることもあります

 

ただ・・近年

色々なご家族がいる中で

スタッフの手を煩わしている

ご家族もいるのです

(全員が・・とは言いません)

 

もちろん、圧倒的に

スタッフの数が少なくて

それは病院の経営の問題なので

家族には関係ない

と言ってしまえば

それまでですが

スタッフがゆとりをもって

仕事ができなければ

私はいい看護にはつながらないと

思っています

 

それはプロだろう

 

と思われるかもしれませんが

スタッフも人間ですから

(ご理解くださいとは言いません)

 

そういう大人の事情があり

昨今まで

面会しないほうが

病院にとっては

色々と都合がよかったのかと推測します

(あくまでも私の推測です

他にも色々と事情があるかもしれません)

 

 

だがしかし!!

もう、コロナも普通の風邪と化しました

面会しないことの影響が

現れているのではないでしょうか?

 

人間の尊厳として

大切な家族との時間を

少しでも過ごさせてあげたいな

と看護師として思います

 

うちの父にも

そろそろ会いに行ってあげないと

顔を忘れられるだろうな・・(笑)

 

実際、最後に会った時には

叔母に間違われました(笑)

似てるけどもね・・(笑)

 

一般では普通の日常に

戻ったように見える世の中も

医療の世界ではまだまだ

アップデートできていないのかもしれません

 

早く、人が人らしくある世界に

戻りますように