2024-45 利尻島から流れ流れて本屋になった 著:工藤志昇
〈工藤志昇〉北海道利尻富士町生まれ。金沢大学文学部卒業。三省堂書店の児童書・人文書担当。
北海道の北にある利尻島に生まれ、中学卒業までそこですくすくと育った。勉強ができたから札幌の高校へ進学し、勉強ができたから石川県の国立大学へ進み、勉強についていけなくなったから札幌へ戻ってきた。書店員歴はアルバイト時代を含めると約10年になる作者。
私の高校の時も、利尻島&礼文島から来た同級生が5人いた。そんな彼ら彼女のことを思い出しながら読んでいた。今、5人はどうしているのかな?
発売後即重版!!
中高年の一人暮らしをテーマにした6人の女性作家による書き下ろしアンソロジー。
いろいろあるけれど、結局は1人暮らしを楽しんでいる6人の女性たちでした。
ひとりで映画に行くと言えば、若い同僚に「え~~~」と言われる。女一人で映画はそんなに寂しいものか?私は、映画はひとりで観たい!主人公もそうだった。他人にどう思われようと、自分の大事な時間を大切にしたい。
うちの向かいのお宅も、隣も、未亡人で一人暮らしだけど、私は羨ましくてたまらない。
中高年の1人暮らしの女性が可哀想だなんて、勝手に思うのはやめてもらいたいわ。
ま、世の中、ひとりが哀しくて辛くてたまらない人もいるだろうけど、この小説の6人のおひとりさま中高年女性が素敵だったと言う結論。
森崎さんの本を読んだのは何冊目か?今回も読みやすく面白い。
だって札幌にあるキッチン用品メーカーの話なんだもの。北海道弁あり、北海道の美味しいい食べ物の登場。面白くないわけがない。
そして、とっても素敵な会社!
森崎さんの小説は、悪い人がいないので、ホッとする。
これらの本は、ロンドン旅行前に読んだもの。
私にとって一大イベントであったロンドン旅行が終わり、普通の生活に戻り、普通に読書も始まる。
でも、もうロンドンの本を読むこともないんだろうなぁ