読書習慣2024-45~47 | 美味しいお酒を呑むために

美味しいお酒を呑むために

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2024-45  利尻島から流れ流れて本屋になった  著:工藤志昇

祖父が採ってきたウニの殻割りの手伝い、利尻の夏、父の軽トラ…。
利尻島で生まれ育ち、今は札幌で書店員として多忙な毎日を送る著者が、ふとした瞬間に頭に浮かんでくる故郷の記憶を綴る。
書店は、故郷だ――。ゴールの見えない多忙で多様な仕事と、ふとした拍子に思い起こされる大切な記憶――。
絶景・絶品の島、利尻島出身の三省堂書店札幌店係長による、最北の風味豊かなエッセイ集。
 

〈工藤志昇〉北海道利尻富士町生まれ。金沢大学文学部卒業。三省堂書店の児童書・人文書担当。

北海道の北にある利尻島に生まれ、中学卒業までそこですくすくと育った。勉強ができたから札幌の高校へ進学し、勉強ができたから石川県の国立大学へ進み、勉強についていけなくなったから札幌へ戻ってきた。書店員歴はアルバイト時代を含めると約10年になる作者。

私の高校の時も、利尻島&礼文島から来た同級生が5人いた。そんな彼ら彼女のことを思い出しながら読んでいた。今、5人はどうしているのかな?

 

 

2024-46  おひとりさま日和
著:大崎梢、岸本葉子、坂井希久子、咲沢くれは、新津きよみ、松村比呂美

「ひとりの生活」をテーマにした6名の女性作家によるオール書き下ろし競作集。
物騒なので番犬のレンタルサービスを始めた女性。一方で見守りペンダントを身につけ、頼りにする女性。遠距離恋愛をしながら山暮らしを愛おしむ草木染め作家。週末に一人で映画館に行く趣味にお仲間ができた教師。郊外に戸建てを買ってすぐに夫に先立たれた妻。マンションの大家さんとの交流が人生の転機となる住人――笑わせられたり、ほっこりしたりしみじみしたり。味わい違ってどれもが面白い。時々引っ張り出して読み返したくなること請け合いの本棚本

発売後即重版!!

 

中高年の一人暮らしをテーマにした6人の女性作家による書き下ろしアンソロジー。

いろいろあるけれど、結局は1人暮らしを楽しんでいる6人の女性たちでした。

ひとりで映画に行くと言えば、若い同僚に「え~~~」と言われる。女一人で映画はそんなに寂しいものか?私は、映画はひとりで観たい!主人公もそうだった。他人にどう思われようと、自分の大事な時間を大切にしたい。

うちの向かいのお宅も、隣も、未亡人で一人暮らしだけど、私は羨ましくてたまらない。

中高年の1人暮らしの女性が可哀想だなんて、勝手に思うのはやめてもらいたいわ。

ま、世の中、ひとりが哀しくて辛くてたまらない人もいるだろうけど、この小説の6人のおひとりさま中高年女性が素敵だったと言う結論。

 

 

 
2024-47  株式会社シェフ工房 企画開発室 著:森崎 緩

札幌にあるキッチン用品メーカーに就職した新津七雪。
トング式ピーラー、計量お玉やメジャースプーン。ちょっと便利なアイディアグッズが人気の会社で、次なるヒット商品の開発に取り組むが……。
製品知識のない営業マンや天才発明家の先輩、手厳しい製造担当など、一癖あるメンバーに囲まれて悪戦苦闘。
やがて過去の挫折と向き合う中で自分を見つめ直していき――。
読んで満腹、美味しいレシピ満載の絶品グルメ×お仕事小説!

 

森崎さんの本を読んだのは何冊目か?今回も読みやすく面白い。

だって札幌にあるキッチン用品メーカーの話なんだもの。北海道弁あり、北海道の美味しいい食べ物の登場。面白くないわけがない。

そして、とっても素敵な会社!

森崎さんの小説は、悪い人がいないので、ホッとする。

 

これらの本は、ロンドン旅行前に読んだもの。

私にとって一大イベントであったロンドン旅行が終わり、普通の生活に戻り、普通に読書も始まる。

でも、もうロンドンの本を読むこともないんだろうなぁ爆  笑