私が青春を捧げた(笑)、石井・折田舞踊団。
ここで、故石井みどり先生、折田克子先生、故泉克芳先生の3人の天才的でユニークな感性を学んだ。

石井みどり先生が亡くなって3年になる。
日本の洋舞の草分け、石井漠の相手役として活躍し、独立してからも数々の名作を残された。
(社)現代舞踊協会名誉会長、全日本舞踊連合会長(日本舞踊協会・日本バレエ協会・現代舞踊協会・全日本児童舞踊協会、4団体の連合組織)などの役職も多かったし受賞歴も数知れない。

そんなみどり先生の資料をしっかりまとめて後世に残すことは、我々門下生のつとめと思い、古巣である稽古場に最近顔を出す機会が増えている。
先週末も、ともかく眠っている資料やら衣裳やら小道具やらの整理をするために大掃除の手伝いに行った。

古いけれど丈夫な稽古場で、とっても広くて天井も高く、何よりもしなる床が自慢である。ジャンプしても床が衝撃を吸収してくれるから、足を痛めないですむのだ。固い床で長年稽古すると、膝や腰を痛めてしまう。

片付けの最中に、いろいろなモノが出てきた。
昔の写真やパネルに、若い子達もくぎづけになっていた。


$◆疲労回復のヨーガ気功◆-克子花芯

これは石井みどり先生の一人娘、折田克子先生が若い頃の写真。
1960~70年代かな?モダンな作品の衣裳といえば全身タイツだった時代。(笑)しかも染めが凝っている。




$◆疲労回復のヨーガ気功◆-幻想舞踊

これは、いつ頃だろうか、戦後まもなくだろうか。芸術祭参加作品と書かれているが、それを掲げて、全国を公演していた頃のパネル。もしかしたら慰問公演かもしれない。
「幻想舞踊」というタイトルもおかしいが、「色彩演出:リリー映画」って照明のことなのかな?謎ですねぇ。あまりにレトロで面白すぎです。(笑)

石井みどり先生も折田克子先生も、あまりにも受賞数が多いせいか、賞状やトロフィーを飾ったりしていない。
お二人とも、ずいぶん前に紫綬褒章も受賞されている。倉庫の奥から箱に入ったままの紫綬褒章の額が出てきた。。(><) 「あ~ら、どこいっちゃったかと思っていたら出てきたわ~」と克子先生。
片付いたあかつきには、これくらいは飾りましょうね~!(笑)