2人をダイニングテーブルの椅子に座らせ、
「なぜ、呼ばれたかわかるかな。」
「あ、いえ。」
「おお兄からお金渡されてたよね。」
「はい。」
「その件の話、それぞれ詳しく書いてくれる?」
2人に一枚ずつ紙とペンを渡した。
「覚えてることを全部、何をやっていくらやり取りしたのか、忘れてることはしょうがないけど、それぞれ書いて合わせてみるから。お互いの見ずに、話もせずに書いてちょうだい。」
特に怒るでもなく、やる事を淡々と伝えた。
あきらめたのか、2人はお互い目を合わせることもなく、少しずつ書き始めた。
15分くらい書いて、それぞれペンを置いた。
「終わり?見せて。」
2枚の紙を照らし合わせ、多少違うところは2人に聞き、大体のことがわかった。
総額1万円のやり取りをしていた。
そして、おお兄の負けは¥7600。
負けすぎちゃう?
石が穴に入るか入らないかなんて賭けは、単純に考えたら二分の一の確率じゃないの?
そんなんで、そこまで負ける???
おお兄って…(*・艸・)ぷっ
いやいや、笑い事ではない。
「さて。2人とも賭け事はやったらいけないのは知ってるよね?」
「はい。」
「はい。」
「○○くん、まだ中学生だから親の管理下にあるのよ。だから、この事はお父さんかお母さんに言わないといけない。わかる?」
「はい。」
本人が書いた紙を封筒に入れて、表書きに私の名前と電話番号を書いた。
「全部自分の口で説明して、これを見てもらって、その上でこの電話番号に親御さんから電話してもらって。」
「はい。」
そして、解放。
さて、どうなるかな🤔
続きます↓↓↓



