↑↑↑前回の続きです
ちい兄がまさかそんなことになってるとは知らず、私は職場へ午後出勤。
家から車で40分かけてクリニックに到着。
エレベーターを降りて、あと数歩と言うところで、ちい兄から着信が鳴る。
「もしもし?ごめん!ちい兄。今からママ仕事なんよ。なんか急ぎ?」
「いや、あの…自転車でこけて…」
「そうなん?怪我したん?大変?」
「あの〜、保険証とかいるみたいで…」
「病院なん?大丈夫なん?」
「えっと。救急車乗ってて…🚑」
は? は? は〜?
「どゆこと?今?」
「ちょっと代わる」
すると救急隊員が流れるような説明を息継ぎなし?でしてくれた。
「あ、すみません。お母様ですか?息子さんが自転車で単独事故に遭われまして、ただいま病院に向かっております。病院は、○○町の○○脳神経外科です。お分かりですか?」
「あ、はい
」
「それで〜保険証を持って来ていただきたいんですが、お家にあるようならそれを取りに行ってからで構いませんので病院に向かっていただけますか?」
「あ、はい。」
「では、こちらはこのまま病院に向かいますのでよろしくお願いします。」
「あ、はい。」
あ、はい。あ、はい。あ、はい。
頭フリーズ🫥
ほんでも、ちい兄喋ってたもんね?
何が言いたいか、はっきりわからんのはいつものことよね?←失礼
大丈夫だよね?
また40分かけて自宅に戻り、保険証持って30分かけて病院へ向かう。
その間の救急車の中🚑
緊張しているちい兄に隊員の1人が優しく話しかける。
「大丈夫?学校は○○?」
「そうです。」
「家はどこら辺?」
「○○団地です。」
「部活は?」
「剣道部です。」
「あー、じゃ、○○道場の出身だったりする?」
「そうです。」
「ボクもそこのOBなんよ😄」
「そうなんですか⁉️」
名前を聞くと、小学生の頃、数回稽古をつけてもらったこともあるお兄さんだった。
なんたる偶然✨
爺さんたちに無理矢理押し込まれた救急車🚑
緊張してたけど、救急隊員が先輩だったことで話が弾む♬
そんなこととは思いもせず、必死で病院に向かう母
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