いつも読んでくださり

中2のんびりマイペース長男、
小4早めの反抗期次男と日々頑張っています!
2歳児のことをたくさん考えて、1年間過ごします
今日は、フローリングを拭き、
カーテン洗うついでに
窓拭きもしてみた〜
エライぞ、私(笑)
ところで
昨日、新聞を読んでて、
思わず泣いてしまった話
日常のことを淡々と
綴っているだけなのに
知らないことが、私には多過ぎたから
読売新聞の作文コンクールで大賞をとった
中学3年生の藤田壮眞(ふじたそうま)くん
彼は4歳の時に
注意欠陥多動優勢の自閉症スペクトラム
と診断されました
小学6年生の時に
146センチで身長が止まり、
成長ホルモンを毎日注射しているそうです
家族とファミリーレストランに行くと、店員が「子供椅子はいりますか」と笑顔で聞く。耐える私に、今度はキッズメニューを差し出してくる。
ここは、そうなんだなぁ…と読んでいました
身長が低いなら、
そういうこともあるか、と
ところが、知らなかったのはここから
真面目に授業を受ける気持ちで座っているが、教室はその気持ちを阻む様々な情報であふれている。クラスメイトの動きやきぬ擦れの音がとても不快な音でジャリジャリと聞こえる。
ノートの上を動くシャープペンシルの音は不協和音で合奏している。エアコンの音がごおごおと鳴り、隣の教室からも似た物音が聞こえてくる。等々きりが無い。
私はいつも叫び出してしまいそうで、疲れ果てている。先生の声は、200m先の、遠くのトンネルの向こうから聞こえる感じで、なかなか拾えない。
自閉症の世界を
こんなにちゃんと言葉にして
教えてもらったことがなかった
どんなにしんどかった事だろう
叫び出したいのを我慢するのは
どんなに辛かった事だろう
人と関わることは大好きだが、
壮眞くんを
お母さんはたまにラジオと呼ぶそう
一方的に喋って満足してしまうから
人の気持ちを読み取るアンテナが通常なら5本立っているならば、私は1本しか立っていないからだ。
私が幼稚園で働き始めて1年目の頃、
年長のクラスに自閉症の男の子が1人いました
もし、あの時にこの事がもっと分かっていたら
もう少し、
違った対応ができていたのかもしれない
彼はいつもニコニコ笑っていたけど、
もっと分かってあげられていたら
もっと過ごしやすかったのかもしれないなぁ…
彼にも、どんな思いだったのか
聞いてみたいです
自閉症の子供が産まれて、悲しむ家族もいるだろう。でも私達は学ぶし、成長する。人の気持ちが分かりにくいけれど、人が嫌いではない。小学校では床で寝転んでいたが、今は椅子に座り、必死に勉強している。
私達にはみんなと同じだけの未来があり、期待を持っている。私が間違った時は、あきらめないで教えて欲しい。私も困難な世界に向き合い、痛みを知っているぶんだけ、弱さを持っているぶんだけ、他の誰かに優しくなれる大人になりたいと考えている。
本人の言葉を読むと
そういうことだったのか、と
分かっていなかった自分に腹が立ち、
今、必死で頑張っている彼の姿に
涙が出てくる
うちの長男は同じ中学生だけど
普通に授業を受けられるって
なんて恵まれているんだろう、と
改めて思います
どうしても、彼の気持ちを
1人でも多くの人に知ってもらいたいと、
たくさん引用してしまいました
自閉症の子が身近にいるなら、
その子の気持ちをぜひ
理解する手がかりにしてもらいたいな、
と思います