世界でいちばん透きとおった物語
杉井光
小説は読んでいる間が、一種の夢をみているような時間。
夜寝ている間だけではなくて、私たちは小説を読むことで、起きている間も夢を見る事ができるのです。 齋藤孝
あらすじ
大御所ミステリ作家の宮内彰吾が死去した。
宮内は妻帯者ながら多くの女性と交際し、そのうちの一人と子供までつくっていた。それが僕だ。
「親父が『世界でいちばん透きとおった物語』という小説を死ぬ間際に書いていたらしい。何か知らないか」
宮内の長男からの連絡をきっかけに始まった遺稿探し。編集者の霧子さんの助言をもとに調べるのだが…。
予測不能の結末が待つ、衝撃の物語。
衝撃のラストにあなたの見る世界は『透きとおる』。
こんな小説読んだことない
途中までは、遺稿を探す話ね…と
のんびり構えて読んでいたのですが、
読み進めていくと
ある時、「はっ!」とさせられるのです
はっ!へっ!うそっ!!
そこに気付いた時にはもう、少しずつ
「透きとおっている」
こんな体験は初めてでした…
嘘でしょ?と思いました
こんなことできるの?
読み進める度に
どんどん透きとおっていきます
最後、透きとおる先に見えた言葉を
ぜひ、あなたも見て欲しい
こんな人におすすめ
「透きとおる」ってどういうこと!?
って、そのマジックのような物語に
興味を持った人はぜひ、読んで下さい!
はぁ〜〜〜って思いますよ
文庫本は薄いので、すぐ読み切れます
丁度良い長さで一区切りがあり、
とても読みやすいので、
文庫本でぜひ読んで欲しいです