TODAY'S
 
​読書





​「手紙屋」

喜多川泰











​あらすじ 


和花は、部活と友だち付き合いに明け暮れる

高校2年生。
夏休みを目前にしたある日、

進路のことで父親と衝突してしまう。

大学に行きたいけれど、成績が上がらない。
勉強しなきゃと思うけど、やる気になれない……。

そんな和花に兄の喜太朗が紹介してくれたのが、

謎の人物「手紙屋」。
十通の手紙をやりとりすることで、

夢を実現させてくれるというが……。




本の中に手書きの

記念カードが入っています!





​昔の自分と重ね合わせる 


読みながら、昔の自分を

思い出していました





はじめまして、手紙屋さん。
私は今、高校二年生です。
実は将来の進路について、ちょっと悩んでいます。

気持ち的には、大学に行きたいっていうのが1番強いんです。
でも「何のために」って聞かれると、自分でもわからないんです……。

(中略)

「私、今のままじゃイヤだ。
   変わりたい!」




「何のために」が分からない時

勉強ってしたくなくなるよなぁ、と

改めて思います



私、何のためにこんなに頑張ってるんだっけ

高校に行きたいから?

大学に行きたいから?

じゃあ、受かったら何をするの?

「何のために?」



こういう時期って必ず来る

何だかふわふわ、フラフラしてしまう時期

考えても答えが出ない時期

私は3年くらいあったかなぁ…

結構長かった…


でも、そこで考えるのを

やめてはいけないんですよね

「何のために」が分かれば

いつでも動き出せるし

誰よりも力強く前に進むことができるから



この「手紙屋」さんは

その「何のために」を心の内側から

丁寧に分かりやすく教えてくれるのです



昔、この状態だった私にも

こうして「手紙屋」さんのように

教えてくれる人がいたなら

きっと、違った人生があっただろうなぁ…

と今更ながら思います


もし、息子が迷うことがあれば

この本を差し出したいし

「手紙屋」さんのように

言葉をかけてあげたい



​保育園でも 


先日、子ども達の午睡を見守りながら

「どういう保育がしたいのか」

が分かると、自ずと

じゃあ、今やらなければならないことは何だ?

という疑問の答えが見つかるよね、

って話をしていました


「何のために」

って、とても大事です


この本を読んで

芯から強くなって、

一歩一歩踏み出せる自分になりたい

改めてそう思いました



「手紙屋」さんの優しい言葉が

するすると入ってくるので

癒しの本が読みたい時や

何か前向きに頑張りたい時

勉強のやる気がどうしても出ない時は

ぜひ読んでみて下さいね!



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