こんにちは。
クラリネット奏者の中村由加里です
実は、このタイミングで新たにレッスン内容をアップデートしました。
今日は、その経緯について書きます。
さて、皆さんはレッスンを受ける時、何を目標にしていますか?
・この曲が吹きたい
・コンクールで良い賞を取りたい
・もっと素敵な音が出したい
などなど、色々な目標がありますよね。
レッスンをする時は、生徒さんのそれらの目標達成に向けて、じっくり+効率よく、を心がけてレッスンをしています。
毎回のレッスンでは、皆さん本当に良い状態に変化して帰っていかれます
しかし、次のレッスンで「調子はいかがですか?」と聞くと、
「レッスンでは出来ていたのに、自分では分からなくなりました」
「本番があったのですが、思うように吹けませんでした・・」
このように仰る方が結構多いのです。
せっかく良い状態になれるのに、そこに戻れないのは、せっかくレッスンを受けてもらっているのに勿体無いし、私ももどかしい
その原因と対策について、ずっとずっと考えていました。
そこで、色々と試行錯誤を。
まず、レッスン内容の種類を洗い出してみると、おおよそ3つに分かれます。
①楽器の基礎的な奏法に関わること(アンブシュア、指使い等)
②曲の解析やフレーズの歌い方など、曲を演奏する上での知識や技術に関わること
③楽器を演奏する上での身体の使い方に関わること(呼吸や姿勢など)
こう見てみると、
①、②は知識と練習で状態を維持できそうなこと
③は、自分で感覚を養うことや、外的要因(体調や気分、緊張など)によって変動がありそう。それらによって、①、②にも影響が出る可能性がある。
ということに気づいたのです。
ということは、③をしっかり定着させることができれば、良い状態が継続し、どんな時も安定して吹けるのでは!?と、自分の中で結論が出ました。
結論は出たものの、どうやって・・?
色々と考えていましたが、不思議なことに、求めていたものが、ふとやってきました。
たまたま出会った呼吸の本。
そこには、"まさに私が求めていたものはこれだ!!"という内容が書かれていたのです。
そして、気づけば本を読み終わったと同時に、出版社に熱い想いを綴ったメールを送っていました。
その後、実際に詳しく話を聞きにいくのですが、
ひとまず前編はここまで。
後編では、実際にどんなことをしていくのかについて触れていきたいと思います。
それではまた