こんにちは
クラリネット奏者の中村由加里です。
前回はレッスンをアップデートした経緯の前編として、生徒さんの悩みを解決できるきっかけに出会ってしまった!という内容をお伝えしました。
前回の記事→こちら
今日は後編。
ある本に出会って、その出版元に話を聞きに行くことになった私は、その本を読み込み、準備に入りました。
その本には、最終的に呼吸のことが書かれているのですが、その前提として姿勢のことに触れられています。
身体の余分な力みを抜いて立つ、座る。
本に書かれている通りに実践してみたものの、その感覚が正しいのかは結局分からず・・
当日は、楽器を持って気合十分に出掛けました。
先方にお会いし、お話をする流れで、実際に教えていただけることに
立ち姿勢をみていただくと、、
ビフォーアフターを見比べると、ほんのわずかですが違いが。アフターの方が少し前に倒れているような感じですね。
見た目よりも、やっている方は、かなり違った感覚です。
そして、何より驚いたのは、立ち方を変えただけなのに、楽器を吹いた時の音(響き)が格段に変わりました。
(録音しておけばよかったです)
その場には、複数の方がいらしたのですが、姿勢を変えて吹いたときに、みなさんが目を丸くして一斉に「うわぁ!」と驚きの様子。
何より、自分が一番驚いたんですけどね
その瞬間に、これは絶対に楽器を演奏する人に役立つ!!と確信しました。
この日を境に、私は少しでも早く習得して、生徒さんに伝えていきたい!と、何度も何度も足を運ぶことになります。
もちろん簡単には身になりません。
頭では(知識として)分かっていても、それを自分の身体で感じることが必要で、
楽器を吹く時には毎回確認を怠らない。
毎日の生活の動きの中でも意識する。
そんな日々の繰り返しです。
本番がある度に、自分への挑戦だ!という気持ちで取り組み、初めはうまくいかなかったものが、今日はできた!と思える瞬間が増えてきました。
立つ、座る→楽器の構え→呼吸
ここまでを自分の中に落とし込むことで、自分に起きた分かりやすい変化は、
楽器の重さを感じなくなった→ストラップがないと演奏できなかった私が、今では必要なくなりました
ブレスが楽にできるようになった→ソロ曲など、息を継ぐ場所が少ない曲でも、苦しくて息があがってしまうことが少なくなりました(まだまだ改良の余地はありますが)
長時間座っていることが辛くない→これまでは、同じ姿勢で演奏し続けると腰が痛くなっていました
楽器を演奏し始める時のムラがなくなった、感情に振り回されにくくなった→姿勢や呼吸を整え、演奏するベストな状態を意図的に作ることが出来るようになりました
コントロールが自由になった→身体がラクに使えるので、以前よりも“こうやって吹きたい!“が叶うようになりました
ぱっと思いつくだけでも、これだけの変化がありました。
もちろん、まだまだ100発100中というわけにはいかないので、訓練は続けています。
自分のこの感覚を信じて、ようやく他の人へ伝えられる覚悟ができ、少しずつレッスンに通っていただいている生徒さんに実践するようになりました。
実践された生徒さんは、みなさん劇的に変化されます
この変化をもっと確信に変えるため、まずは100名の方に試していただこう!と決め、実践しております。
目標達成まで、あと少しです。
長くなりましたが、このような経緯で、これまでのレッスン内容にプラスα加えることを決めました。
実践者の感想や、ビフォーアフター動画などを更新していきますので、お楽しみに