善悪や単純な感情では割り切れない、
さまざまな思いがにじみ、混ざり合う
こんにちは。
【対話できる画家】の門間由佳です。
大学1、2年の頃、デール・カーネギーの本を手にしたときのこと。
そこに書かれていた一文に、私は本当に頭を殴られたような衝撃を受けました。
「どんなに嫌な人でも、心底の悪人はいない」
当時の私は、人を憎んで当然だと思っていました。
だからこそ、この言葉は強烈で、帰りの電車で立ち尽くし、
しばらく動けないほどのショックを受け続けました。
けれど、何度も波のように揺さぶられた後に、心の奥で何かが変わったのです。
人を「悪人」とラベル付けして終わらせてはいけない。
表面的な態度や言葉の奥には、
その人が「そうならざるを得なかった理由」や「背景」がある。
その気づきは、今でも私の根っこにあり、
アートの制作姿勢へとつながっています。
私の作品は、単に「きれいな絵」を描くのではなく、
人の複雑さを「プロセス」として掘り下げ、
色や形に再構築する装置のようなものかもしれません。
今回の作品もまた、善悪や単純な感情では割り切れない、
さまざまな思いがにじみ、混ざり合う様子を映しています。
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あの頃の一言が、今もこうして作品に生きているのだと思うと、
人生の「出会いの力」には驚かされます。
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あなたの人生を変えた「一言」は、何ですか?
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