「繋いで」
蝉から蜩へ代わる頃
茜空に月が浮かぶ
生温い風が
夏の終わりを告げている
行こうよ 行こうよ
手繋いで走って行こう
僕の名を呼ぶ声が弾んでる
稲穂が頭を垂れる頃
碧空に蜻蛉が踊る
乾いた風が
冬の訪れを告げている
一歩ずつ 一歩ずつ
手繋いで歩いて行こう
僕の名を呼ぶ声が温かい
氷柱に光が当たる頃
初空に粉雪が舞う
頬を刺す風が
春は遠しと告げている
ただいま おかえり
手繋いで休んでいよう
君の名を呼ぶ声が笑ってる
© 2013 Yukako Oshima
この詩は曲になります。発表時期は未定です。