生きる | おおしまゆかこ公式ブログ(アーティスト・ボイストレーナー)

生きる

友人からのメール。


「何で元TBSのアナウンサーは自殺しちゃったんだろう・・・」


いやあ、私に聞かれても・・・(-"-;A


マスメディアは連日、この話題を取り上げ、

ネットでは自殺の是非について論争が起きています。


ちょっとこのブログの趣旨から外れて

ヘビーな内容になりますが、

「生きること」をテーマに、私の思うことを書きます。


呼吸法の続きはまた後ほど。





私は「死にたい」と思ったことはありません。


そこまでの辛いこと・苦しいことを経験してないからか。
楽天的だし、考えるのが苦手だから

「私が生きてても価値がない」のように思ったことがないからか。

周囲の人々に大切にして貰えてきたからか。


何にせよ、有難いことに、私自身は自殺と無縁です。




でも、生きることを「面倒臭い」と思っていた時期はありました。


毎朝、顔を洗って、歯を磨いて、髪を梳かして、服を着替えて、

ご飯を食べて、皿を洗って、洗濯をして、掃除をして、風呂に入って・・・


何度、同じことを繰り返すのだろう。

どうせまた髪は乱れ、身体は汚れ、お腹は空くのに・・・


この先、何十年と続く「生」を思うと

単調な毎日の繰り返しに嫌気がしました。




社会人になって、働くようになって

父のことを見直しました。


勤続30年。


毎朝、同じ時間に起きて

眠くても、疲れていても、体調が悪くても

行きたくなくても、それでも出勤し続けた。


欠点だらけの父だけど、

それだけでスゴイと思いました。


父は「仕事を辞めたい」と言っていた時期もあったけど

今ではその職場で特筆すべき成果を出し、

そしてそれを「運がよかったからだ」と謙虚に受け止めています。




私は江原啓之さんの著書を読んだり、テレビで話されていることを聞いたりして

スピリチュアルな考え方・捉え方を信じるようになりました。


「自殺しても苦悩・苦痛から逃れられるわけではなく、余計に大変だ」

「自殺したら、来世でまた同じ課題を選択する魂が多い」


このように思っているので、この先も私は自殺しません。

逃げても、逃げ切れないんです、きっと。

そしてそれは、自分が選択していることなんです。


マスコミは江原さんのことを好き勝手に批判していますが

私のように救われた人・希望を持てた人が

ものすごくたくさんいることでしょう。


スピリチュアルな考え方を日本国内に浸透させたのは

江原さんの功績です。


凄いことだと思います。




私は今、もし死んでしまったとしても、後悔も執着も多分ありません。


震度3の地震でグラグラ揺れる安アパートにいて関東大震災が起きても、

大好きなアジアを放浪旅行中にテロリストに襲撃されても、

雨の日に駅の通路で滑って転倒して頭を強打しても、

そんな現実を引き寄せたくはないですが

仮にそうなったとしても、

そういう運命だったんだと受け入れられる気がします。


もちろん、やりたいことはまだまだたくさんあります。

肉体的苦痛は覚えずに死にたいです。

バラバラ遺体になったり、見るも無残な姿になったら

みんなには見ないで火葬して欲しいです。




私は今、幸せです。


朗読会をすることができて、みんなに私の声を聞いて貰えて、

よかったと言って貰えて、私のことを大切に思って下さる方々がいて。


25年間、自分なりに頑張って生きてきた先に辿り着けたものが

今、この時で、この場所で、本当によかった。


心底、そう思っています。




まだまだ悩みも課題も尽きません。

この先、どうなるのかもわかりません。


でも。


私のことを信じてくれる人がいる。

私のことを大切にしてくれる人がいる。

私のことを愛してくれる人がいる。


だから。


寂しくない。

辛くもない。

面倒臭くもない。


私に関わって下さっているみなさん、

本当にありがとうございます。




私は私の信じた道を、楽しく歩んで行きます。

あなたも、あなたの信じた道を楽しく歩んで下さい。


私とあなたのご縁に感謝して。