拝啓 小栗旬様(朗読会を終えて【完結編】) | おおしまゆかこ公式ブログ(アーティスト・ボイストレーナー)

拝啓 小栗旬様(朗読会を終えて【完結編】)

こんばんは。


さて、「朗読会を終えて」シリーズは
今日で完結したいと思います。


題して・・・



「拝啓 小栗旬様」


です。




??



何で小栗旬?



まあまあ、少々長いですが
最後まで読んで下さい(〃∇〃)




【2008年4月13日(日)】


朗読会の開催が決まる。
時間の猶予は1ヶ月・・・


決まるや否や、多くの友人に連絡。
協力を募る。



【2008年4月16日(月)】


何よりも大切な会場決め。
友人から聞いた下北沢のカフェへ電話。
この日は貸切で見学できず。



【2008年4月15日(火)】


下北沢のカフェへ下見に行く。
しかし、イメージと違い、断念。



【2008年4月17日(木)】


お世話になっている方から、
国分寺Lホールの存在を教わる。
即座に会場へ電話。
5月17日の夜間はまだ空いているとのこと。
下見に行き、
「ここ、いい!」と思う。


しかし、国分寺。
都心から離れては、お客様も集まりにくい・・・


お世話になっているボーカリストの方から
幾つか良さそうなカフェを教えて頂き、
その他、色々な場所をインターネットで調べ、
電話をたくさんかけたけれど
何か違う。


「やっぱり、Lホールだ!」



【2008年4月19日(土)】


再びLホールへ。
会場を予約する。
やっと会場が決まる。


残り、27日・・・



【2008年4月27日(日)】


会のコンセプト・演目を固め、
スタッフと初打合せ。


残り、19日・・・



【2008年5月3日(土)~5月6日(火)】


岐阜へ帰省。
森島豊さん(有名人)にお会いする。
その他、スクリーンに映すための写真を撮り下ろす。


5月6日の夕方には
スタッフと2度目の打合せ。


残り、10日・・・



【2008年5月9日(金)】


ブログの更新を中断する。


残り、6日・・・



【2008年5月10日(土)】


発注してあった朗読会のチラシ・チケットが
午前中に届く。
台本の敲きが完成。


午後から国分寺にてチラシの配布。
雨が降って非常に寒い中、
スタッフ3人が協力してくれる。
500枚程、はける。


ドリンク搬入のため、
ビルの管理会社に許可書を発行してもらうべく
あちこちの部署を奔走。


夜は最初で最後のリハーサル。
スタッフは私以外に4人。


スクリーンに映すスライドの出来栄えに興奮し、
ブログを更新したくなるも
「それどころじゃない!」と思い直す。


残り、6日・・・



【2008年5月12日(月)】


プログラム・アンケートがほぼ出来上がる。
全てのスタッフにメールで流し、確認を取る。


アスクル発注で足りなかった物品を新宿で購入。
譜面台や画用紙・ファイルetc...


ドリンクの発注と代金の振込みを済ませる。


残り、4日・・・



【2008年5月15日(木)】


最終台本が完成し、スタッフへ送信。


残り、1日・・・



【2008年5月16日(金)】


ホットヨガに行き、体をほぐす。
プログラム・アンケートなどの自宅印刷完了。


残り、0日・・・



【2008年5月17日(土)】


昼過ぎに、全ての用意が終わる。
少しほっとして朗読の練習。


美容院へ。髪型を整える。


荷物をスタッフ2人の協力を得て
最寄駅から会場まで運ぶ。


16:00からドリンク搬入のため、会場待機。

17:50から会場準備。
18:30に開場。



そして、本番を迎えた。





上記が本番までの模様です。
その他、朗読の練習・体作り・宣伝活動・写真の撮り下ろし
チラシの原稿作成、などなど
ここに書き切れてないことがたくさんあります。


現時点で思い付く限りのことをやりました。
スキル的に私ができないことはスタッフにお願いし、
できることは自分でやりました。


小さな朗読会ですが
想像以上にやることがあって
やってもやっても終わらなくて・・・


こういったイベントの企画・運営自体、
初めてことだったので
見通しも甘かったと思います。



私は今まで生きてきて、
「しんどい」「大変だ」と感じたことって
作文と長距離走くらいなものでしたが、
今回はつい「大変だ」と口にしてしまいました。
準備が終わる見通しが立たなくて・・・


いや、もちろん楽しかったですよ。
やりたいことがやれて、
労働力換算したらどれだけのことをやってるんだろう、
というくらい自分の全てを投入して。
本当に有難いことに
たくさんの方々にも協力してもらえましたし。


でも朗読の練習時間がもっと欲しいなあと
思ってしまいました。

朗読会だから。


まあ、それはさておき。



このおよそ1ヶ月間、
私は私の25年の人生の中で
一番、一生懸命になれました。


それが何よりも嬉しかった。



俳優の小栗旬さんは私と同い年です。
25歳です。
同い年というだけで
勝手に親近感が沸きます。
小栗さん、すみません。


私が日々に悶々としていた頃、
情熱大陸(番組史上初の2週連続!2008年7月25日DVD発売)を
ご覧になった方はわかると思いますが
小栗旬さんは文字通り、不眠不休で仕事に明け暮れていました。


私は小栗さんのファンで、その頃
公式サイトで小栗さんの動向を
逐一チェックし、インタビュー記事も読み漁っていましたが
「同い年でこんなに頑張っている人がいるんだ!」
と刺激を受けていました。


小栗さんのように、
命懸けで何かに取り組んでいる人、
必死に生きている人、
何かを成し遂げようとしている人、
そういう人を前にして
「私もちゃんと生きてます!」
と胸張って言える人になりたい、
そう思っていました。



今なら言えます。
「ちゃんと、生きてます!」って。




●小栗さんの2008年5月8日のブログより
(*一文中の改行は私がしたものです。)
 


 ここに来てくれている皆へ




 いつもいつも本当に色々な心配や迷惑ばっかりで申し訳ない。



 俺も人生悟ってる訳じゃないから
 いつもそれが正しいのかどうなのか分からないまま
 日々考えながら生きてます。



 そんな風にしか生きれないようです。




 でも一応今まで通りなるべく正直に生きたいと思います。



 とにかくこれからも俺に出来るのは感動とか、興奮とか、
 愛とか、勇気とか、悲しみとか、苦悩とかを作品を通して
 皆に届ける事だと自分では思ってます。


 今後もまだまだ長い人生色々あるだろうけど、
 頑張っていきますんで、
 こんな小栗で良ければこれからもよろしくです。



 いつもいつも申し訳ない、そして本当ありがとう。



 がんばろうぜ~!





第一線で活躍している方が
正直に心情を吐露している。


そしてそこには
悩んだり、苦しんだり、という
「人」の姿がある。
スーパーマンじゃない。



私も小栗さんのように
正直に、恥ずかしくないように
生きていきたいと思います。



「こんな私で良ければこれからもよろしくです。」