怒りは必要な感情だと思いますか?私は「怒るのをやめると奇跡が起こる」(佳川奈未著)という本に出会って、ますます、怒りは手放そうと考えるようになりました。
怒りは百害あって一利なしのようです。怒りは良くないことを引き寄せます。怒りのエネルギーは一瞬で自分の中に広がり、血管を収縮させ血圧を上げます。怒りを持ち続けると心のシコリが身体にも影響し、自分の身体を蝕んでいきます。そして自分と関わる物事を乱し、痛めつけ壊していきます。
そういう損なことは避けたいと思うのなら、まず自分がイライラしている時に、自分の怒りの素を見つけることです。なぜ腹が立つのか、怒る価値があるかどうか自問自答します。つまらない思い込みや、他の理由で腹が立ってしまっていることはないか、怒ることによって物事が改善するかどうか冷静になって考えてみることです。怒りを客観的にみつめる、それは自分の心を見極める作業であり、それによってきっと何か気づくことがあるでしょう。
怒るのをやめると、いいことが増えてくるようです。まず怒りが消えることにより、心が軽くなります。こちらが怒りを消すと、相手から折れてきたり、こうなればいいなあと思う方向に物事が運ぶようになります。人からも好かれ、求められるようになります。さらには金運も良くなるようです。
(これらはにわかには信じがたいでしょう。信じられない人は勿論信じる必要はありません)
そして、絶対に怒らないようになろうということではありません。人である以上は怒りの感情を無くすことは難しいと思います。だた、長引かせないように工夫することは大事でしょう。ムカッときたら、まず身体を動かすことです。怒りのエネルギーは体を動かさないと発散させにくいそうです。まず深呼吸して、外を歩いてみるなど、気分を変えることで早く収めたいものです。
怒りは争いの元。怒りを持つ人の集団が戦争への道を作ってしまうのではないでしょうか。怒らない人間が増えていったら、世の中は平和になっていくでしょう。少なくともその人の周りの人間関係は穏やかで平和になっていきます。自分のためにも怒りを手放しませんか。
<心に響く言葉>
嫉妬や恨みのエネルギーは、相手ではなくその人自身の
夢や成功やいろんな可能性を奪うものである 佳川奈未