二週間ほど前から娘が腹痛をうったえ、時々熱も出していた。

ようやく昨日あたりから回復し、今日はほとんど平常に戻ったようで、やっと一安心。


しかしながら、発熱していても、下痢で何も食べられなくても、伴奏を引き受けた以上は休むわけにいかず、バスに揺られて長野まで出かけたり、雨の中を三島まで出かけたりしている娘を見ているのは、本当に辛かった。


メールで「身体じゅうがだるい」とか「気持ち悪い」などと書き送ってこられると、こちらまで気分がすぐれなくなってしまう。


たかが胃腸炎くらいでこれだけ心配になるのだから、もっと重篤な病の子どもを抱えた母親の気持ちはいかばかりかと考えた。


鉛の塊を飲み込んでしまったかのように、胸に重苦しいものを常に抱えているのだろう。体の弱い子や家族を持った人は、本当に大変だと思う。


ところで二週間を半断食のような生活を送っていた娘、やせて顔が小さくシャープになり、きれいになった。

ただ肩や胸の肉が落ちてガリガリになってしまったが・・・。


昨日、コンタクトレンズがなくなったからと眼科に出かけた娘が、なにやらうれしそうな顔をして帰って来た。

「ねえ、近視の度が下がってたよ」

半断食のお陰で視力が回復していたのだ。


ああ、私も断食した方がよさそうだなあ~。

断食して視力も聴力も取り戻したい!!