花押✿ | ゆかこリーガルの開業日誌

ゆかこリーガルの開業日誌

当事務所について少しでも身近に感じてもらえるように、業務のこと少し、日常の事メインで綴っていきたいと思います。

こんにちは、補助者エムですあじさい

 

さて、大河ドラマ真田丸…御覧の方も多いはず兜6

私は、BSで一足先に見てる派です笑

 

6月5日放送の、沼田城城をめぐる信繁VS江雪斎のやり取り…

迫真のシーンでしたね!!

 

あの書状にもあったのかしらはてなマーク花押…。

 

 

ところで、花押をめぐるこんな事件指

 

85歳で死亡した沖縄県の男性名義の不動産を、二男に相続させるという内容の遺言書に、

通常は、署名と押印が必要なところ、署名と花押が記されているのみであった。

 

無効だと主張する長男と三男に対して、二男は有効性を求めて提訴していたという事件。

 

 

花押とは、日本古来からある自分と他者を区別するための符号、

つまるところ、戦国武将などが用いていた手紙などへのサインの一種です合格

 

江戸時代にも使われていたようですが、

印鑑はんこの普及とともに、だんだんと廃れていったようです。

ちなみに、政府閣議における閣僚署名は、

明治以降、花押で行うことが慣習になっているそうですが、

一般人が日常花押を用いることはほとんどないでしょう。

ところが、この『花押』を用いて遺言書を作成した人がいたポーンというのがこの事件。

 

結局、

我が国において,印章による押印に代えて花押を書くことによって、

文書を完成させるという慣行ないし法意識が存するものとは認め難い。

よって、花押を書くことは、民法968条1項の押印の要件を満たさないという判決(平成28年6月3日最高裁)でした。

 

やはり、自筆証書遺言は後々トラブルが起こりやすいものもやもや

法律家に相談するないし、せめて公正証書遺言で対応したいものですねウインク

 

ランキング参戦中

よかったら↓ ポチッとお願いします。


にほんブログ村

 

東京都港区三田3-5-21三田北島ビル3階

司法書士法人・土地家屋調査士法人

なないろ合同事務所

 

JR山手線 田町駅 徒歩5分
都営三田線 都営浅草線 三田駅 徒歩4分

都営浅草線 泉岳寺駅 徒歩7分