2014年10月9日~12日 山旅
2日目の
10月10日
涸沢から北穂高へ登ってきました。
夫(しんさん)は 元山岳部 47歳
妻(まろんは)高所恐怖症 49歳
ん?歳は関係ない?
泣きながら 登った奥穂高
↓
コチラクリック
さあ 今年は北穂高に登れるのか~。
朝はゆっくり目
涸沢ヒュッテで朝食をとり
7:20 出発
むこうに見える涸沢小屋の裏手から登って行きます。
7:25 涸沢小屋
行くゼ 北穂!
なんと綺麗に整備された登山道。
いつも 頭が下がります。 ありがとうございます
ねーねー
しんさんーー
あれが 前穂だよねーー
前穂のギザギザ カッコイイ
今度は前穂にも行ってみたい
涸沢のテント場がミニチュアのように見える
急登でしんどいんだけど 一気に標高があがるのでおもしろい
手と足を使い
ぜいぜい はぁはあ 言いながら
ひたすら 登る。
ただ ついていくだけ。
この人の背中を信じて。
そう 人生も同じかもね。
途中 下山してきた老夫婦とお会いしました。
山岳ガイドさんと一緒でした。
ガイドさんと ハーネス&ザイルで 3人がつながれ
急な斜面では ガイドさんが 一番後ろで安全確保。
今回の登山で こういうガイドさん同行のグループが
いくつか見られました。
ファミリーの方や年配の夫婦など。
以前 西穂に登った時は
単独女性の方が 専属のガイドさんに岩場の下り方などを
教えてもらってたのを見ましたヨ。
登山は危険も伴うスポーツ。
ちゃんと基本を教えてもらうのは大事なことだと思います。
私のガイドさんは この人です(笑)
時々 鬼になります。
見上げても見上げても 山頂は見えず
イヤになるーー
登り始めて どのくらいだったか
『レスキューです!!!』と
上から 走って下りてくる人と 遭遇した。
あわてて 道を譲る。
その直前に 下山してきた人が
「ああ、 よかった。
僕が通報しなくちゃいけないかと思ってたんです」
「何かあったんですか?」 と聞くと
鎖場で滑落があったとのこと。
見えないところに滑落したとのこと。
胸が ぎゅーーーーーーー となる。
どうなんだろう
生きてるのかな
たいした怪我じゃないのかな
そんな話をしながらも 少しずつ進む。
手を使い 足を使い
うんせ こらせ。
こんな 岩が 空から降ってきたんだな・・・・
怖かっただろうな・・・
と 御嶽山で亡くなられた方々へ 思いを馳せます・・・・
(ご冥福をお祈りします)
しばらくしてから
今度は下から 遭対協の人がものすごい勢いで登ってきました。
ひとり
ふたり
あわてて 道を譲ります。
「ごくろうさまです」 と 言うと
「滑落の方のグループですか?」と聞かれた。
「いえ、違います。鎖場のところらしいです。
見えないところに落ちてるって聞きました」
救助隊の人が 谷を覗き込んでいたけれど
私たちに何ができるわけでもなく
ただ 静かに通り過ぎます。
救助隊の人が 滑落者に声をかけています。
ちょうど 私たちが鎖場に さしかかったところでした。
鎖はありますが
高所恐怖症の私には何があるかわからない
(以前 気絶しかけましたから・・・ハイ)
しんさんに ザイルで確保してもらいながら
登っていたときに
ヘリが 来ました
救助隊の人が
「今からヘリが近づきますので
安全なところで
じっとしていてくださーいーー!!」
(ヘリのホバリングの風が危険なのです)
といわれたので
手で OK と合図を送り
鎖場の途中で 少し 広くなったところで じっとしていました。
上から 降りてくる人がいたので
「今からヘリが救助活動するので ここで待っててください」
「このロープにつかまってていいですよ」 と
3人で 岩場で救助活動を見守る。
救助隊の人が ヘリから おりてきて
ヘリがいったん 滑落場所を離れ 旋回
そして 再び戻ってきて
遭難者を するするするーーっと引き上げていく。
ヘリに乗せられたってことは 助かったのかな
救助活動の一部始終を 見ていて
涙が 出ました
早く一報を伝えようと 走っておりた人
一報を聞きつけ すごい勢いで登ってきた人
少しでも早く助けようとヘリでかけつけてくださって
救助隊の人たちへ ありがとう と 思って熱いものがこみあげてきました。
私たち登山者のために いつも ありがとうございます。
ヘリがさったあと 気持ちを引き締め
鎖場を クリアし
次は 長い長い はしご。
途中 ザイルが足りなくなり
はしごの途中で 待ってます(怖)
でも 写真撮ったりする 余裕も出てきたのよねーー。
しんさんが先にあがり
安全確保してくれて 私もはしごをクリア
どれどれ(笑)
ひぇーーーーーーー
目がくらむ(笑)
以前は こんなの見ることもできなかったけど
少しずつ 高所恐怖症も マシになってきてる?
前穂の むこうに広がる雲海と
遠くに見える 富士山。
こんなステキなお天気にしてくれて ありがとう
鎖場とはしごをクリアしたら
すぐに山頂かと思ったら
まだまだまだまだまだまだまだまだ
まだ山頂は見えない~。
もう上を見上げるのがイヤになってきました。ほんとに。
サブザックの中には
冬山用上下ウェア
アイゼン
フリース
薄手のウィンドブレーカー
行動食 飲み物
え~
また 鎖場~~
これは 傘ヶ岳かな?
前穂~♪
つづきはーーーーーー→北穂高小屋と槍ヶ岳